箕面市長が『モーニングショー』の玉川徹氏発言に猛抗議 「速やかな訂正を要請」

しらべぇ / 2020年1月24日 17時40分

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(画像提供 箕面市)

大阪府箕面市の倉田哲郎市長が、1月21日のテレビ朝日『モーニングショー』に出演した同社社員玉川徹氏の発言に対して、厳重に抗議するとの声明を発表。しらべぇ取材班は、箕面市 市政統括 箕面広報室から詳しい話を聞いた。


■「事実誤認」と発表

市側が問題としているのは、21日に放送された『モーニングショー』の中国人観光客の人気スポットを紹介するコーナーにおけるコメンテーター・玉川徹氏の発言。

玉川氏は、「取材しましたよ箕面。トンネル掘ったら水が涸れちゃって、少なくなって、滝の水が少なくなったと確か取材した。回復したのかな?」と話した。

この発言について、市長は「事実誤認である」と厳重に抗議するとともに、同放送による報道内容の速やかな訂正を要請している。


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■複数のメディアが誤報道

2006年頃、関西ローカルテレビ局を中心に、複数のマスメディアが「トンネル工事により箕面の滝の水が涸れた」と誤報道。

さらに、人工的に水を汲み上げた、造りもののダムであると誤った情報を流した。このことで、箕輪市の観光産業や都市イメージに風評被害をもたらした。

当時、トンネル工事に伴い、工事現場において湧き水が発生したことは事実。

しかし、湧き水の水量はごく僅かであることに加え、当該箇所は箕面大滝の上流にある箕面川ダムを超えて、さらにその上流に位置する複数の支流の一つに過ぎないため、箕面大滝との関係性は極めて薄い。

また、流水量データからも箕面大滝の水量が少なくなった事実はないという。

■軽率な報道姿勢を批判

箕面大滝には、年間140万から200万弱の観光客が訪れる。そのため箕面市は、当時から誤った内容を報道したマスメディアに対して厳重なる抗議。

さらに、箕面大滝周辺の看板に始まり、各種冊子、ホームページ、SNS などを通じ、水量のデータなどとあわせて「報道内容が事実誤認であること」を周知してきたという。

10数年をかけて、ようやく事実誤認であることが少しずつ認知されてきたところであるにもかかわらず、「再び全国放送により時を超えて風評被害を拡大する軽率な報道姿勢は、断じて容認できるものではない」と市長は訴える。


■テレビ朝日は「事実関係調査中」

箕面市広報担当は、「しっかりと取材すれば、事実はわかったはず。やっと人工の滝ではないということが周知されてきたのに」と残念がる。

市は、23日、テレビ朝日に対して、FAXと郵送で抗議文を発送。テレビ朝日番組担当者から、「抗議文を受け取った。事実関係は調査中」との回答があったという。


(文/しらべぇ編集部・おのっち

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