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シャンプー容器の“ギザギザ”、花王が発祥だった… 33年前の「開発秘話」が胸熱

Sirabee / 2024年6月15日 16時0分

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(ニュースサイトしらべぇ)

暑くなって汗をかき、いつも以上に念入りにシャンプーで髪を洗う時期だ。シャンプーを使う際、目を閉じていても、容器に付いたギザギザで判別できる。

このギザギザのルーツをご存知だろうか…。

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■シャンプーの容器にギザギザが…

シャンプーとリンスの容器を比べると、シャンプーのほうだけギザギザが付いている商品がある。これによって、目を閉じていてもシャンプーとリンスを間違えずに使える。

シャンプー

リンス

ネット上で、「シャンプー ギザギザ」で検索すると、花王がヒットする。今ではお馴染みのこのデザイン、じつは花王が発祥だったのだ。

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■「子供にも役立つ」称賛の声

花王が生み出したシャンプーのギザギザは、たびたびXでも話題に上がる。「ギザギザをつけるだけならデザインに影響せず低コストでできる」「これ初めに考えた花王凄いよなぁ」 「これのお陰で、シャンプーをした時に目をつぶっててもどっちか分かるんですよね」「これハンディのある方だけじゃなく、子供にも役立つ」など、称賛の声が多数あがっている。

花王の公式ホームページでも紹介されているが、改めてシャンプーのギザギザを作った経緯について取材した。

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■33年前の「発明秘話」が胸熱…

画期的デザインを作った経緯に関して、花王の担当者は、「1989年からシャンプーとリンスを区別する上で一番わかりやすいものをめざして工夫し続け、1991年10月、花王からギザギザのついたシャンプーが市場に初登場いたしました」と説明する。

花王シャンプー

33年前の発明が少しずつ浸透し、我々が当たり前のように利用できるようになったとは感慨深い。

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■消費者の意見がきっかけ

ギザギザを作ったのは、消費者の意見がきっかけだったという。

担当者からは、「『シャンプーとリンスの容器が同じで紛らわしい。形を変えて欲しい』、『洗髪時、目をつぶっていても区別がつくといい』、『目が不自由なので容器に工夫をしてほしい』など、毎年数件ずつ消費者相談窓口に寄せられるお客さまの要望を反映し、商品をよりよくするための容器研究が1989年より始まりました」という回答が寄せられている。

このデザインを定着させるため、花王は各所に働きかけた。担当者は、「誤使用の実態や消費者認識の調査、盲学校訪問調査、識別方法の探索等を行い、1991年10月に発売しました。その後、花王のはたらきかけにより、こうしたデザインが業界の統一基準になりました」と、話す。

普段、我々が当たり前に使っているものは、様々な企業の努力によって成り立っているものかもしれない。

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。


(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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