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サイゼリヤ、新メニュー名がなぜか「豪鬼」で定着してしまう 食べた人気配信者に異変が…

Sirabee / 2024年7月4日 11時45分

サイゼリヤ、新メニュー名がなぜか「豪鬼」で定着してしまう 食べた人気配信者に異変が…

(ニュースサイトしらべぇ)

老若男女問わず、日本国民から愛されている憩いの場・サイゼリヤ。数週間ほど前からネット上では、そんなサイゼのあるメニューに付けられた「不穏すぎる二つ名」が話題となっているのをご存知だろうか。

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■ミックスグリル=豪鬼?

ことの発端は、Xユーザーのシノさんが6月11日に投稿した1件のポストである。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

サイゼの新メニュー「ミックスグリル」を「サイゼリヤの新メニュー、ガチ過ぎて遊びがないレベル。こういうの頼む人はスト6で豪鬼使ってるに違いない」と説明したところ、これが大ウケ。

同ポストは投稿からわずか数日で2万件ものリポストを叩き出すほど大きな話題となったのだ。

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■そもそも「豪鬼」って何だ?

豪鬼

この「豪鬼」が何を指すか分からない人のために説明すると、豪鬼(ごうき)は格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズを代表するキャラクター。

1994年より稼働開始した『スーパーストリートファイターIIX』(以下、スパ2X)ではシリーズ初の隠しキャラクターとして登場し、当時は文字通り全てが高性能の、ゲームバランスを破壊する「ぶっ壊れキャラ」であった。

豪鬼

その後は「体力が低い代わりに火力が高いキャラ」の代名詞として数々のシリーズに登場し、他メーカーのタイトル『鉄拳7』にも参戦するなど、高い知名度と人気を博している。現行タイトル『ストリートファイター6』(以下、スト6)では5月22日より追加キャラとして参戦し、大きな話題を呼んだ。

「高火力で相手を蹂躙できる代わりに、自身もワンコンボで死ねる」というピーキーな性能に加え、「拳を極めし者」と名乗り、全身から「殺意の波動」と呼ばれるオーラを発するなど、いわゆる「厨二要素」も満載。

豪鬼

特に豪鬼を象徴する必殺技の「阿修羅閃空」(あしゅらせんくう)や「瞬獄殺」(しゅんごくさつ)は、厨二要素と漢字の侘び寂びが化学反応を起こしており、国語の教科書に掲載しても良いレベルである。

豪鬼

ではなぜ、そんな豪鬼が「サイゼのミックスグリル」の二つ名として人気を博しているのか。

ポストの背景について、投稿主・シノさんは「(ミックスグリルには)サイゼリヤの人気メニューが勢揃いで乗っていたので『技が揃っていて、隙がないな~』と思いました。あと『スト6』で豪鬼が実装されたタイミングで、プレイヤーの使用率も高かったので」と振り返っている。

本人としてはここまでバズるとは思っていなかったようだが、他のXユーザーからは「なんやこの、お手軽欲望セット?」「マジで豪鬼じゃん」「豪鬼使いとしては食べなきゃ」「おれの好きなもん、全部詰まってる」など、絶賛の声が相次いでいた。

👹🍴

— ストリートファイター / STREET FIGHTER (@StreetFighterJA) June 12, 2024

さらには『ストリートファイター』公式アカウントも、こちらのポストに反応。この公式、完全にノリノリである。

だが果たして、件のミックスグリルは「豪鬼」を名乗るに値するクオリティなのだろうか? 自身の舌で確かめるべく、記者は「無職を極めし者」とサイゼ店舗にて待ち合わせをすることに。

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■サイゼリヤに現れた謎の武器商人

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

記者がドリンクバーから帰ってくると、席に何やら派手な装いの人物が。50m先からでも見間違えようのない、無職として活動する傍ら、格ゲー動画の人気配信者としても有名な、ストーム久保氏その人である。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

つい先刻まで「楽しいお昼休憩」のムードが漂っていた店内が、一転して「銃火器の取引現場」のような、きな臭い雰囲気となってしまったが、気を取り直して「ミックスグリル」をオーダー。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

ハンバーグ、辛味チキン、ポップコーンシュリンプ、コーン、ポテトで構成された、あまりにも隙のない布陣である。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

なお、久保氏に食レポを頼んだところ、開幕「…うまっ!」と呟いたかと思うと、その後は無言で一心不乱にミックスグリルを頬張り続ける事態に。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

結局、食レポとして発したコメントは、この「…うまっ!」だけであり、無言であることが逆に同メニューの高いポテンシャルを雄弁に物語っている。やはり、このミックスグリルは「豪鬼」だったのか?

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■格ゲーマーと非格ゲーマーで認識に差が?

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

ミックスグリルを平らげ、水で喉を潤した久保氏は「今回のポストがバズった件について『格闘ゲーム勢と世間で豪鬼に対する認識が違う』という可能性に気づきました」と、仮説を提唱する。

豪鬼

その前提条件について「古来から豪鬼と戦ってきた我われ格ゲー勢からすると、豪鬼は『体力が低い代わりに豊富な必殺技を使えるキャラ』という認識です」「だからこそ、豪鬼の体力の低さと手数の多さが、ミックスグリルの値段の安さと品数の多さとリンクし、それらが世間の共通認識としてウケたことがバズった要因だと考えていました」と説明。

その上で「冷静に考えればここまでバズるほど、豪鬼の性能に詳しい人が多いとは考えられません。そこで閃いたのが、世間の豪鬼に対するイメージは性能からではなく、本能的に強さを感じる『見た目や雰囲気』から来ているのではないか、という説です」と、持論を展開してくれたのだ。

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■「豪鬼」というより別のキャラ?

実際にミックスグリルを食べた感想としては「豪鬼でない別のキャラ」の印象を受けたという久保氏。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

その理由について「ミックスグリルの中央には主役のハンバーグがあり、これは『スト6』で例えるなら立ち回りの軸になる波動拳です」「そう考えると、ハンバーグの周りにある各種付け合わせも波動拳を活かし、活かされる相互関係の必殺技『竜巻旋風脚』や『昇龍拳』を彷彿させます」と説明する。

豪鬼

いずれも基本に忠実、且つ力強さと安心感を覚える点について触れ、「豪鬼というより、どちらかというとリュウに近い存在だと思えました」と振り返っていたのだ。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

果たしてその味は、孤高の求道者・リュウなのか、拳を極めし者・豪鬼なのか…。その舌で、確かみてみろ!

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。


(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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