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七夕、願い事をする大人は3割未満と判明 「子供の頃はやっていたけれど…」

Sirabee / 2024年7月8日 4時0分

七夕、願い事をする大人は3割未満と判明 「子供の頃はやっていたけれど…」

(ニュースサイトしらべぇ)

七夕

子供の頃は七夕が近づくと短冊にどんな願い事を書こうかと考えていたものだが、大人になったいま、いったいどれくらいの人が星に願いを込めているのだろうか。

■七夕が近づくと願い事を考えてしまう

Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女739名を対象に実施した調査では、全体で29.7%の人が「七夕が近づくと、つい願い事を考えてしまう」と回答した。

七夕が近づくと、つい願い事を考えてしまう

なお男女別に見ると、男性は24.4%、女性は35.4%という結果になっている。

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■「子供にも体験させてあげたくて」

編集部が話を聞いた30代の女性は、毎年7月になると子供たちと一緒に短冊に願い事を書いて笹に吊るし、ベランダに飾っているという。「子供の頃、願い事を書くだけでワクワクしていたので自分の子供にも体験させてあげたくて」とその理由を語った。

一方、40代の男性は、小学生の頃は短冊を書いて飾っていたが、それ以降は自然とやらなくなったという。調査結果を見てみると、大人になっても続けている人は3割弱と、そう多くはないようだ。

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■中国の星伝説がルーツ

七夕にまつわる織姫と彦星のお話は諸説あるが、中国の星伝説がルーツだと言われている。働き者だった機織りの織姫と牛飼いの彦星だが、結婚した途端に2人で楽しく過ごし働かなくなってしまった。そこで天帝が2人を天の川で隔て、年に1度、七夕の夜だけ再会を許したというもので、日本でも広く知られている。

また、「七夕(しちせき)」も、もともとは中国から伝わった五節句の1つで、桃の節句、端午の節句などと並び、笹の節句として広まっていった。それが、星伝説とともに神事用の神聖な着物を織る「棚機津女(たなばたつめ)」という日本で古くから伝承のあった存在と結びついて「たなばた」と呼ばれるようになったとも言われている。

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■短冊の色にも意味がある

ではなぜ願い事をするようになったのか。それは、中国の「乞巧奠(きっこうでん)」という風習が由来のようだ。織姫様にあやかって“はた織りや裁縫が上達しますように”と祈りを捧げるもので、日本へは奈良時代に伝わったとされている。

当時は葉の裏に和歌をしたためたり、願い事を書いたりしたようだが、それがいつしか短冊に願いを書くようになっていった。短冊の5色も中国から伝わった陰陽五行にちなみ、黒または紫の短冊は「水」を、白の短冊は「金」を、黄色の短冊は「土」を、赤の短冊は「火」を、青や緑の短冊は「木」を表している。

水があらわすのは「智(知識や知恵)」なので、黒や紫の短冊には学業に関する願い事を書くのが良いという。金は「義」をあらわすので、白の短冊には“禁酒”や“禁煙”、“遅刻をしない”など規則や行動に関する願い事を、土は「信(信頼、誠実)」をあらわすので黄色の短冊には人間関係にまつわる願い事を、火は「礼」をあらわすので赤の短冊には目上の人への感謝を、木は「仁」をあらわすので青や緑の短冊には人間的な成長を願う言葉を書くのが良いとされている。

今年の七夕にはこれを踏まえ、短冊の色にも気を配りながら願い事をしたためてみてはいかがだろうか。


(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結

【調査概要】

方法:インターネットリサーチ

調査期間:2024年5月20日~2024年5月27日
対象:全国10代~60代男女706名 (有効回答数)

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