『デジボク地球防衛軍2』プレイレビュー 友達は付属しないけど大丈夫!シリーズを初めて遊ぶ人にもオススメな「デジボク」の魅力を語りたい
Sirabee / 2024年7月12日 6時0分
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(ニュースサイトしらべぇ)
Sirabee読者の皆さんおはようございます、Steamサマーセールで「水」とか「プール」系のゲームを買って気分だけでも涼んでいる系YouTuberの幽霊坂ゆらぎです。
最近、『Content Warning』とか『Panicore』とか、協力型のゲームがにわかに活気づいていますよね。
私もそんなゲームをプレイすることが多いのですが、一緒に遊ぶ友達が少ない身としては、いわゆる「野良マルチ」がどれだけ盛り上がっているかも重要な要素になりますよね。
今回はそんな流れで、お1人様でも楽しく遊べて、マルチプレイも盛り上がっている『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』を紹介していこうと思います。
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5月にNintendo Switchで発売された『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』は、「地球防衛軍(EDF)」のスピンオフシリーズの2作目になります。
前作『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』からの特徴として、世界の全てがマインクラフトのようなボクセルで構成されています。
ちなみにタイトルにもある「デジボク」とは、デジタルとボクセルを掛け合わせた造語みたいです。
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本作は一見すると本家EDFをカジュアル路線にアレンジしただけにも見えますが、じつはこの「デジボク」シリーズにしかない魅力がたくさんあるんですよ。
私はEDFシリーズは初代から、DLCなどをのぞいて歴代タイトルは大体遊んできていますし、もちろん前作にあたるデジボクも履修済み。
是非ともこの機会に「デジボク」シリーズの持つ魅力を皆さんにお伝えできたらと思います。
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■EDFなのにメインシナリオが熱い!まずは前作デジボクとの比較になりますが、ストーリー面が大幅にパワーアップしていて、そこが一番驚きました。
シナリオの核となる部分は前作同様「バラバラになった地球を元に戻す」ため、世界中に散らばる「ブラザー」「シスター」と呼ばれるEDF隊員を集めていくことが主軸になります。
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もちろん前作も個性豊かなキャラクターがお話を彩っていましたが、本作はそれに輪をかけて、1本筋の通ったシナリオが繰り広げられていて熱いです!
いままでEDFといえばストーリーはどちらかというと添え物で、巨大アリに襲われる一般人が「酸だー!」とパニックを起こしているのを横目に、「俺、なんかやっちゃいました?」とばかりに単騎で宇宙船を撃墜するイレギュラー主人公の物語がメインで、その多くはシンプルなものでした。
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詳しい内容はネタバレになるので言えませんが、本作の主人公たちはガッツリとボーイミーツガールしていて、「まさかEDFでこんな人間ドラマをやるとは…」とかなり驚かされました。
ただ、そこに関しては「ストーリーはどうでもいい、俺は巨大アリを滅ぼしたいんだ」「EDFは会話が長すぎてミッションをリプレイするのがだるい」という歴戦のEDF隊員からの声もあると思います。
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本作では全てのムービーはスキップ可能ですし、ミッション終了後の会話なども細かくスキップが可能です。何度も繰り返し遊ぶ上で、ストレスになりそうな点が極力排除されてるのも非常に好感触でした。
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■4人編成で自由度バツグンここまでストーリーについて軽く触れましたが、続いてはシリーズ未経験の方にも伝わるよう、「デジボク」ならではの面白さをご紹介しますね。
本家EDFシリーズと大きく異なる点として、「デジボク」ではチームメイトを4人まで選ぶことができて、ミッション中はその中から1人を選んで操作キャラをいつでも変更できるのが特徴です。
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例えば、空を飛べる「ウイングダイバー」というキャラで高層ビルの上まで飛び、強力なスナイパーライフルを持たせた「陸戦兵」で狙撃する、といった遊び方もできちゃいます。
それでいて4人までのマルチプレイに対応しているので、実質16キャラが一つのマップで暴れまわることができるのはシンプルにすごいですよね。
また、各キャラクターにはメインの武器以外にもそのキャラの個性に沿ったサポートアビリティや、スペシャルと呼ばれるいわゆる「必殺技」があります。
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前作プレイヤーであれば何度も命を救われたであろうメイドシスターの範囲回復であったり、「レイピア突撃」「爆撃プラン」など、一撃で戦局を変えうるド派手なスペシャルを4人分も使えます。
演出も派手なので、「次はどのキャラのスペシャルを見てみようかな」と、つい色々なキャラを使ってみたくなるのもいいですよね。
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また、これも本家EDFとの比較になりますが、私個人としては敵が落としたアーマーやウエポンボックスを拾わなくてもいいのが一番最高なポイントだと感じました。
デジボクでは武器はブラザー救出で手に入りますし、各キャラのアーマーはミッションクリア時に自動で成長します。
シリーズ経験者ならきっと、「もう、敵を1匹だけ残してフェンサーやウイングダイバーでアイテム回収をしなくてもいいんだ…」と思わず落涙すること請け合いです。
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■初めてにちょうどいい難易度本作にはいつでも変更可能なミッションの難易度があり、最初はEASYからHARDまで、1周クリア後はHARDESTと最高難易度のINFERNOまで解放されます。
私は一応、INFERNOの最終面まで通してプレイしたのですが、本家EDFシリーズより若干難易度は低めに感じました。
これは恐らくターゲット層の違いで、初めてシリーズに触れる人たちにもNORMALやHARDくらいまでは詰まらずに遊んでほしいという、狙いがあるのかもしれません。
ただ、HARDESTやINFERNOの一部マップでは相当苦労させられたこともあるので、決して歯ごたえがないわけではないですよ。
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特にシリーズ恒例の巨大怪獣は相変わらずの強さで、しっかりとアーマーを育てていないと、一撃で味方ごと消し飛ぶ超広範囲攻撃を持っています。
とある広大なマップでは機動力のあるキャラを落とされ、ベタ足のキャラが一人で生き残ってしまい、地獄のような耐久戦になったこともありました。
苦労はしましたが、やはりこのシリーズはこうでなくてはいけませんよね。
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■オススメ隊員はこれだ!最後に、幽霊坂ゆらぎが独断と偏見で選ぶオススメまたはお気に入りのブラザー&シスターを紹介しようと思います。
・ウイングダイバー(WDTS)
スピンオフのSTG作品『ウイングダイバー・ザ・シューター』から登場したシスターです。
「デジボク」シリーズに登場するウイングダイバーとペイルウイングはやたら強烈なキャラが多いのですが、この子も例に漏れず語尾が「んゴ!」で、隙あらば「EDF!STG!」と原作シューティングをアピールしてきます。
2Dのゲームから来たということで、ウイングダイバーでありながら飛行中ほとんど上昇することができないのですが、その代わりにエネルギー切れでオーバーヒートを起こしても1秒程度で回復というとんでもない能力を持っています。
事実上ずっとブーストダッシュで移動しつづけられるようなものなので、ブラザーの救出や前線からの離脱、高機動戦闘などで大いに活躍してくれました。
・フォレストブラザー
「わし…木!」が自己紹介の、樹木をモチーフとしたご当地ブラザーです。
最大の特徴はワイヤーフックを射出して、当たった場所に高速で移動できるのですが、このワイヤーの射程距離がすさまじく、狭いマップなら3回ほどのワイヤー移動で端から端まで到達できるほど。
地上からビルの屋上にも一瞬で到達可能で、前述したウイングダイバーWDTSと一緒に編成することで、弱点であるタテ移動を補うことができるのも良かったです。
ちなみに「プロールライダー」も同じ能力を持っていますが、あちらは回数、こちらは飛距離とすみ分けされているようです。
・メイドシスター
前作からの続投組で、語尾に「にゃ」が付く戦う猫耳メイドさんです。
ネタ枠っぽい見た目からは想像もできないほど優秀なスキルがそろっていて、高機動なジャンプアビリティを持っていて、一撃離脱戦法や空中戦も得意とします。
そしてやはり優秀なスペシャル「みんな元気になぁれ!」は長時間持続する回復フィールドを射出するというもので、フィールドの中で足を止めて敵の大群と撃ちあった経験のある人は私含め多いのではないでしょうか。
低難易度では回復の必要性自体が薄いのですが、高難易度になるほど価値が高まっていくキャラだと思います。
・ガウチョシスター
チュパカブラに飼っている牛や羊を狙われがちな悲しきシスターです。
総合的な性能は機動力に優れた陸戦兵という感じで、アビリティのダッシュジャンプのクールタイムが一瞬で終わるため、これまたずっと高速移動していられます。
またメインウェポンのスナイパーライフルも長射程・オートエイム・連射可能と非常に取り回しがよく、スペシャルは一定時間リロード速度と移動速度が上昇するので、引きうちが非常に捗ります。
高難易度になるほど敵の密集地帯から離れるための逃げ足が重要になり、持ち武器も相手を選ばないため、とりあえず一人はガウチョを編成しておくとどのミッションも安定すると思います。
■ソロでもマルチでも楽しいお気に入りのブラザー&シスターをオススメしてみたはいいものの、じつは救助できる隊員はランダム性が強く、ストーリーで確実に仲間になるフォレストブラザー以外、すぐに会えるかどうかは運です。
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とはいえ、道中どんなEDF隊員が仲間になるかも含めて自分だけの体験だと思うので、これから遊ぶ予定の人は、ぜひともお気に入りの編成を見つけて楽しんでみてください。
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私としては「デジボク」はかなりお気に入りのシリーズなのですが、最大の難点は、お友達はついてこないということ。今日も今日とてソロプレイが捗ってしまいます。
ただ、記事の冒頭でも触れましたが、本作のマルチプレイにはかなりの数のルームが常時作られているので、「マルチがやりたくても過疎っていて誰もいない!」なんてことはないから安心です。
そんな本作は本家EDFシリーズを遊んできたファンにもオススメですし、EDFシリーズを初めてやってみようという人には特におすすめな1本です。
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(文/Sirabee 編集部・幽霊坂ゆらぎ)
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