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社内会議の終了後、Zoomが放った6文字が辛辣すぎる 「日本社会の日常」と共感の声も…

Sirabee / 2024年7月13日 5時15分

社内会議の終了後、Zoomが放った6文字が辛辣すぎる 「日本社会の日常」と共感の声も…

(ニュースサイトしらべぇ)

新卒ホヤホヤの頃は「社内会議」や「ミーティング」に心躍ったもの。社内スケジュール表に予定を記入する際、誇らしい気持ちすらあった。

しかし、人はいつしか「この会議要る?」「時間の無駄じゃね?」と言った疑念に囚われてしまう。以前X上では、そんな迷える人類に対し、Zoomから投下された一言が「正論すぎる」と話題になっていたのだ。

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■Zoomの「議事録機能」が語るのは…

今回注目したいのは、会計事務所代表・金森俊亮さんが投稿した1件のポスト。

「Zoomちゃん、いいよ。こういう議事録を待ってたのよ」と、意味深な1文が綴られた投稿には、Zoom Meeting「議事録作成機能」の使用画面が添付されている。そしてその内容はというと…。

Zoom

「会議の議論が不明確です」という火の玉ストレートな結論から始まり、その後も「会議の記録は、参加者の議論や決定について明確な情報を提供しませんでした」「会話の内容は支離滅裂に見え、識別可能なトピックや客観性を欠いていた」と、容赦ないレビューが続く。

そして、最後は「そのため、提供された議事録に基づいて会議の概要を提供することは不可能でした」と、締められていたのだった。

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■「日本の会議の日常茶飯事」

「議論が不明確」という、全く手心を感じさせない6文字は、日頃から諸会議に疑問を覚えている人々の胸に刺さり、件のポストは投稿から数日足らずで6,000件以上ものリポストを記録。

Xユーザーからは「会議は『仕事をしてる感』を出すためのものだから…」「あまりにも辛辣」「日本企業の会議の、日常茶飯事」「AIに詰められる時代なのか…!」「必要悪をシステムが担ってくれるの、理想的だな」など、驚きと共感の声が多数寄せられていた。

Zoom

そこで今回はポスト投稿主・金森さんに、実際の会議の様子について尋ねてみることに。加えて、日本国内でZoomを展開する「ZVC JAPAN株式会社」には同機能の詳細について取材を実施。

その結果、明らかになったのは…。

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■過去にも「似たようなフィードバック」

Zoomちゃん、いいよ。こういう議事録を待ってたのよ。 pic.twitter.com/2qxFjAVqWF

— 金森俊亮@公認会計士&税理士 東京都立川市の会計事務所長 (@Goldforest_CPA) February 26, 2024

ポスト投稿の経緯について、金森さんは「今回の会議は内部会議だったのですが、議題・論点はいくつもありました。ですので、AIがこういったフィードバックを返すのも仕方ないかな…と思いつつ、フィードバックの内容自体が面白かったので、投稿しました」と振り返る。

なお、過去にも同機能の使用経験があるそうで、「そのときも同じようなフィードバックでした。今回の会議のような場では、まだ上手くいかないのだと思いますが、将来的には実用レベルに達してほしいとの期待はあります」とのコメントを寄せてくれたのだった。

Zoomのフィードバック内容を、ZVC JAPANに確認してもらうと…。

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■スゴいぞ、Zoom AI!

件の「Zoom Meetings議事録作成機能」の詳細について、ZVC JAPAN担当者は「Zoom AI Companionという、Zoomの生成AIが使用されています」と説明する。

続けて「議事録の作成はもちろん、ミーティングの要約も作成もでき、2024年1月末時点で世界で720万件のミーティングの要約が作成されるなど、多くの方に仕事の効率化にお役立て頂いております。また先日(取材時点)、対応言語がプレビュー版を含め36言語に拡大したことを発表いたしました」と、その実績についてコメントしてくれた。

もちろん議事録だけでなく、会議中に聞き逃した内容をAIに質問し回答を得たり、自動でチャプター作成することで欠席した会議のレコーディングを効率的にフォローアップ可能。さらには、話す速度やボリュームなどを分析するミーティングコーチ機能も搭載されている。

そんな「Zoom AI Companion」は、対象の有料ユーザーZoomアカウントにて、追加料金なしで利用できるのだ。

そんなポテンシャルを秘めたAIが「会議の議論が不明確」を連発してしまった件については、「お客様のユーザーエクスペリエンスは環境や設定に左右されることもありますので、個別のケースについてのコメントは控えさせて頂きます」とのこと。

もう数年もすれば会議の内容を完璧に理解するだけでなく、課題を発見して新たな提案をするAIが誕生するかもしれない?

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。


(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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