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顔より大きな綿あめ、5分後の悲劇にゾッとした 砂糖のプロが明かす「意外な敵」に驚き…

Sirabee / 2024年7月20日 5時15分

顔より大きな綿あめ、5分後の悲劇にゾッとした 砂糖のプロが明かす「意外な敵」に驚き…

(ニュースサイトしらべぇ)

梅雨も明け、夏休みシーズンが到来。夏と言えば祭り、祭りと言えば「わたあめ」である。

しかし以前X上では、変わり果ててしまったわたあめに、驚きの声が上がっていたのをご存知だろうか。

■美味しいわたあめ、何かがおかしい…

ことの発端は6月下旬、Xユーザー・madokaさんが投稿した1件のポストである。

わたあめ

「暑くてわたあめ一瞬で溶けて魔界の傘になった」と不穏な1文が綴られたポストには、顔の倍以上あるカラフルなわたあめを手にした少女の写真が添えられている。なんとも微笑ましい光景だが、もう1枚の写真を見て戦慄…。

わたあめ

そこには、モコモコ感がウソのように萎びた、毒々しい謎の物体が写っていたのだ。

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■「禍々しすぎる」と人類が驚愕

「わたあめ」が「魔界の傘」へと進化する貴重な瞬間を捉えた写真は人間界で大きな話題となり、件のポストは投稿からわずか数日で1.5万件以上のリポストを記録。

Xユーザーからは「魔剣みたいになってますやん」「禍々しすぎる」「悪魔を召喚するときに使いそう」「ウソだろ…。わたあめ、こうなるのか」など、驚きの声が多数寄せられていた。

文章に携わる身として記者も「魔界の傘」というセンスの塊のような表現に大きな衝撃を受けており、「今からでも自分が考えたことにできないかな」などと画策しているレベルである。

だが、全てのわたあめが「魔界の傘」になってしまう可能性があるとすれば、見逃すワケには行かない。そこで今回は世の子供らの笑顔を守るべく、「精糖工業会」に取材を実施することに。

その結果、魔界の住民らも驚きの事実が明らかになったのだ…。

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■変化までの時間が短すぎる…!

暑くてわたあめ一瞬で溶けて魔界の傘になった pic.twitter.com/9E34nhhGAe

— 🔆 𝚖 𝚊 𝚍 𝚘 𝚔 𝚊 🔅 (@man_man_chan) June 22, 2024

撮影当時の様子について、ポスト投稿主・madokaさんは「昼の12時頃、野外フェスで屋台を見て回っていたら、子供が綿あめのお店を見て『買いたい』とのことで購入しました」と振り返っている。

その後、1枚目の写真から5分後には「魔界の傘」へと変貌してしまったそうだ。なお、madokaさんのお子さんとしてはそこまでショックを受けていなかったようで、驚きつつも家族の力を合わせ、頑張って完食。

その風味について、madokaさんは「綿あめと言うより、本当に溶けた砂糖のような感じでした」とも説明してくれた。

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■砂糖のプロは「湿度が原因」と推測

会員相互の連絡協調をはかり、砂糖および精糖業の社会経済的・ 技術的調査研究を行うことによって精糖業の発展を促進することを目的に活動しているのが、今回の取材を快諾してくれた精糖工業会。

わたあめに使用される砂糖について、同会の担当者は「通常、白ザラ糖です」と回答する。

こちらの砂糖は粒径が大きく、純度の高い結晶が特徴で、わたあめの他に高級菓子やリキュールの製造、カルメ焼きなどの原料に用いられるという。

担当者は続けて、「わたあめは砂糖の『状態変化』を利用していると言えます。状態変化とは、物質が温度などの変化によって、固体が液体・気体状態に変化することです」と、わたあめの特徴について説明する。

わたあめは調理の際、砂糖(白ザラ糖)を加熱することで固体から液体に変化し、遠心力を利用して細かな編み目から外に飛び出し、冷却されて繊維状になって固まる。これを割り箸などで巻き取れば、お馴染みの「わたあめ」が完成するのだ。

精糖工業会の担当者曰く、このように高温で溶かし、急冷して固めた砂糖は「非結晶」(アモルファス)になるという。

担当者はさらに、「アモルファスの砂糖は吸湿性があることから、外気の湿度に影響されます。わたあめのような状態の場合、外気の湿度によりベタベタになったり、縮んでしまうと思われます」「さらに、結晶砂糖は表面積が小さいけれど、わたあめのようなアモルファスの砂糖は表面積が大きいため、直ちに吸湿するものと思われます」とも分析していたのだ。

「直ちに吸湿する」「外気の湿度により縮む」という2点は正に今回、madokaさんのお子さんのわたあめに見られた現象だろう。

また、精糖工業会は「確認をしたワケではありませんが…」と前置きしつつ、「色のついたわたあめは着色料が加わっているため、一般的なわたあめより吸湿性が高くなるのではないでしょうか」とも推測していた。

つまりわたあめを味わううえで注意すべきなのは「温度」でなく、「湿度」だったのだ。その日の気候によってはわたあめとの戦いは「スピード勝負」となることを、肝に銘じておきたい。

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