『海のはじまり』月曜21時、家でテレビを見る人はわずか2割 「10年以上見てない」リアルな声も…

（ニュースサイトしらべぇ）

Snow Man・目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』（フジテレビ系）が放送中。近年の「月9」は視聴率が一桁台で、90年代に比べると勢いが落ちた印象は拭えない。

月曜21時、家でテレビを見る習慣が薄れているようで…。

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■90年代からパワーダウンした月9

「月9」は、91年の織田裕二と鈴木保奈美による『東京ラブストーリー』や96年の木村拓哉と山口智子による『ロングバケーション』など、数々のヒット作を生み出した。「月曜の夜は街からOLが消える」と囁かれるほど、90年代に社会現象となった。

ただ、昨今はそもそも「リアルタイムでドラマを見る」習慣が薄れつつある印象だ。昨年の月9でも、“月9の代名詞”と言える木村主演の『風間公親-教場0-』は平均視聴率9.8％に留まり、その後の作品も一桁台から抜け出せない。

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■月曜21時、テレビを見るのはわずか2割

家で暇な時、とりあえずYouTubeを見るという人も多いだろう。娯楽はスマホで事足りるため、そもそも家にテレビがないという人も珍しくない。

では、月9が放送される月曜21時、家で暇な時に見るならテレビとYouTube、どちらを選ぶのだろうか。Sirabee編集部は、全国の10～60代の男女666名を対象に調査を実施した。

結果は、「YouTube派」が508票なのに対し、「テレビ派」は158票。「テレビ派」は約2割だった。

もちろん、この結果だけを持って「だから、月9が見られなくなった」と断定できないが、月曜の夜にテレビを見る習慣が薄れていることは間違いなさそうだ。

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■「10年以上月9を見てない」

実際、「月9離れ」してしまった人もいるようだ。30代女性のAさんは、10年以上見ていないという。

「私は山P（山下智久）が好きで、学生時代は07年の『プロポーズ大作戦』や09年の『ブザー・ビート～崖っぷちのヒーロー～』などリアルタイムで見ることが多かったです。でも、大学を卒業して働き始めて、ドラマ自体めっきり見なくなってしまいました。月曜日も仕事が終わって20時前には家に帰るので月9には間に合うのですが、YouTubeでゲームの実況動画ばかり見ている気がします」（Aさん）。

何か別のことをしながら見たり、飽きたら次の動画を視聴するなど、お手軽に見られるYouTubeが生活の一部になっているのだろう。

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■自分の好きなタイミングで見る？

『海のはじまり』は、視聴率は一桁に留まるものの、「Tver」で高い再生数を記録している。Aさんのように月9から遠ざかった人もいるだろうが、リアルタイムでなくても、自分の好きなタイミングで視聴する人も多い。

月曜の21時、家で月9を見なくても、週末に「Tver」で見返すのを楽しみにしている人もいるだろう。時代の流れと共に、月曜夜の過ごし方も多様化しているのかもしれない。

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『夫の家庭を壊すまで』（テレビ東京系）、『ギークス～警察署の変人たち～』（フジテレビ系）、『ブラックペアン シーズン2』（TBS系）。

（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）

【調査概要】

方法：インターネットリサーチ

調査期間:2024年7月1日～7月8日
対象:全国10代～60代男女666名（有効回答数）