おっさんが運転中にしがちな行為、女性の半数がドン引きしていたが… 実は「合理的」と判明

（ニュースサイトしらべぇ）

ブレーキの踏み方やクラクションの鳴らし方など、運転にはその人物の人間性が如実に反映されるもの。助手席から思わぬ一面が見られ、驚いた経験はないだろうか。

なおこの度、多くの男性が運転中にする“とある行動”に対し、半数近くの女性が「ドン引きしている」と判明したのだ。

 
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■おっさん、口に駐車券咥えがち説

ことの発端はある日、60代の父が運転する車に乗っていたときのこと。駐車場に車を駐める際、駐車券を口に咥（くわ）える姿がやけに気になった。

思えば父は、手が塞がっている状況で切符など小さな紙類を手渡されたとき、何かと口に咥えていた覚えが。

その度、記者の内心では「頑張れば指でつかめるのでは？」「というか服にポケットついてるよな？」「バッグにしまえば？」「ていうか汚くない？」など、様々な感情が渦巻いていたのだ。

思い返してみると、街で時折り目にする「口に切符やチケット類を咥えた人物」というのは、総じて中年男性である確率が高かった。そこで今回は、全国の10〜60代の男女767名を対象とし、経験の有無に関するアンケートを実施することに。

その結果は…。

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■若い男性、おっさんになってる説

駐車券を口に咥えた「経験がある」人物は全体の32.4%（今も咥えている人物含む）、「経験がない」人物は全体の67.7%と判明。そして「経験あり」の割合は男性が42.6%、女性は20.9%と、大きな差が開いていることが明らかになった。

意外なのは年代ごとの傾向で、男性は中年世代よりも10〜20代の方が「経験あり」の割合が大きい。一方、女性は10〜20代の経験割合が小さく、30〜40代がやや経験者の割合が大きくなっている。

やはり「男性が取りがちな行動」であることが判明したが、果たして世の人々はこちらの行為にどのような印象を抱いているのだろうか。

続くアンケートにて印象を尋ねてみたところ、男女の意識の違いが浮き彫りに…。

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■おっさんも「咥えているおっさん」を嫌悪してる説

「駐車券を口に咥える」行為について、好意的な意見を示したのは、全体のわずか3.1%。「特に何も思わない」という回答割合が最大の56.5を記録した一方、否定的な回答が40.4%を占めている点も無視できない。

男女ごとの傾向の違いについては、「良くないと思う」と回答した男性が34.7%であるのに対し、女性は46.8%と半数近くにもなった。女性はいずれの年代でも4割以上が否定的な回答をしており、女性とのドライブ時は駐車券の扱いに気をつけてた方が良さそうだ。

（中年世代含む）男性らも、一定数が否定的に捉えている行為。にも関わらず、なぜ世のおっさんらは雛鳥に餌を与える親鳥が如く、駐車券を口に咥え続けてしまうのだろうか。

このヒントを探るべく、「駐車券を咥える男性」を代表する40代男性・佐藤さんに詳しい話を聞いてみることに。

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■おっさん、実は色々考えてた説

今回の取材の趣旨を伝えたところ、佐藤さんは「なぜ咥えるか、そこに駐車券があるからです」と、駐車券を口に咥えながら断言。

そして、神妙な顔つきのまま「運転の際、複数のことが気になるとドライビングに集中できません。特に人が飛び出てくる可能性がある駐車場は、より一層の集中力が必要になります」と、駐車券を手（口）にする際の状況を説明し始めたのだ。

曰く、「駐車券を失くさずどこに置いておくか、どこの場所が空いているか、どの階のどの場所に駐車すべきか、歩行者はいないか、急に出てくる車はないか…など、色々なことを一気に考えなくてはなりません。僕はよく駐車券を失くすので、駐車してホッと落ち着くまでは口で咥えるようにしています。すると絶対失くしません（笑）」とのこと。

過去、車内に駐車券を置いた際にはシートとドアの隙間に落ち、10分ほど捜索する事態に陥ったという佐藤さんは「駐車時間をできるだけ短くし、料金節約に繋げたいと考える小生（原文ママ）にとって、駐車券を口に咥えることは必然的な行動に他ならなかったのです。ちなみに失くすと、場所によっては5,000円くらい払うことになります」と、口元の駐車券に込めた思いを語ってくれた。

決して彼らは伊達や酔狂で駐車券を咥えているワケでなく、駐車券と真摯に向き合っている可能性が高い。

街中でチケット類を口に咥えたおっさんに遭遇した際は、温かい目で見守ってほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。

（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）

【調査概要】

方法：インターネットリサーチ

調査期間：2024年7月4日～2024年7月11日
対象：全国10代～60代男女767名 （有効回答数）