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小学生でも読める『国立市立』、5割超が誤読する事態に 「こくりつしりつ」と読みたくなるが…

Sirabee / 2024年8月6日 4時45分

小学生でも読める『国立市立』、5割超が誤読する事態に 「こくりつしりつ」と読みたくなるが…

(ニュースサイトしらべぇ)

都道府県や市区町村など、我々は様々なグループに属して生活している。だが以前X上では、一体どこに所属しているのか分からない4文字に、多数のツッコミが寄せられていたのをご存知だろうか。

 
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■最初の4文字、何と読む?

ことの発端は、5月末にとあるXユーザーが投稿した1件のポスト。

「国立か市立かどっちやねん」というツッコミが綴られた投稿には、小学校の校門付近で撮影したと思しき写真が添えられている。学校名が記された「校銘板」を見ると…。

国立市

そこには「国立市立国立第八小学校」という表記が確認できたのだ。

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■「めちゃくちゃ紛らわしい」と戸惑いの声

国立市

最初の「国立」を「こくりつ」と読み、続く「市立」を見て首を傾げ、二度目の「国立」まで来て自身の読み間違えに気づいた人は、多いのではないだろうか。

実際、件のポストは投稿から数日で7,000件以上ものリポストを記録するほど話題になっただけでなく、多くのXユーザーから「一瞬脳がバグった」「流石にややこし過ぎる」「めちゃくちゃ紛らわしいな」「確かにツッコミたくなる」など、戸惑いと共感の声が多数寄せられる事態となったのだ。

国立市

そこで今回は全国の10代~60代の男女654名を対象としたアンケート調査にて、「国立市立」の4文字を見て真っ先に浮かんだ読み方を尋ねることに。加えて、話題の国立(くにたち)市に、同市の歴史や名前の由来について取材を実施。

その結果、衝撃的な事実が多数明らかになったのだ…。

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■世代で「国立」の読み方が違いすぎる…!

今回のアンケートでは「国立市立」の読み方に対し、「くにたちしりつ」と「こくりつしりつ」、そして「その他」という3つの選択肢を用意。調査の結果、最も多い回答は「こくりつしりつ」(55.2%)と判明したのだ。

国立市グラフ

正解の「くにたちしりつ」も健闘したのだが…回答割合は41.4%と、半数に届かず。なお、年代ごとの回答を見ると、若い年代ほど「こくりつしりつ」と、年配世代ほど「くにたちしりつ」と読む傾向にある点が興味深い。

国立市グラフ

10〜20代は約8割が「こくりつしりつ」と読み、60代は8割超が「くにたちしりつ」と読んでいるため、見事な対比である。

国立市

ちなみに地域ごとの回答結果を見ると、やはり東京のある南関東が最も「くにたちしりつ」の回答割合が大きく、北関東が次ぐ形となった。

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■それにしても国立市、ノリノリである

国立市

さて、読者諸君は「国立」という地名の由来をご存知だろうか。

その歴史について、国立市の広報担当者は「大正時代の末期、箱根土地株式会社によって谷保村の北部の山林が開発された際、まちの名前を決めることになりました」と振り返る。

国立市

続けて「当時の中央線は国分寺の次が立川で、ちょうどその真ん中に当たる場所に駅を作ることになっていたため、両方の頭文字を取って『国立』にしよう、という声が上がりました。この案は『この地から新しい国が立つ』という願いとも相まって、受け入れられたようです」と、詳細に説明してくれたのだ。

じつは国立市は、全国の市で4番目に小さい面積で、その規模は「皇居の外堀と同じくらい」だという。しかしその実態は、新旧多様な魅力に溢れたエリアなのだ。

国立市

その魅力について、担当者は「市の北部に位置するJR国立駅から真っ直ぐのび、『文教地区』にも指定されている大学通り周辺には、文化の香り漂う個性豊かな街並みが広がっています。対して、甲州街道の街村集落として発祥した伝統ある南部地域には、水や緑が豊かな田園風景が残っています。コンパクトなまちの中に『異なる豊かさ』が共存している点も、魅力のひとつです」と語ってくれた。

国立市

同市としても「こくりつ」読みと混同されるケースに配慮しているようで、担当者からは「国立市では『市報くにたち』等においても、『くにたち』と読む場合はルビを振るなど『国立』の読み方を皆様にお伝えしており、今後も情報発信に努めていきます」とのコメントが。

国立市

読み方の混同で話題になった件もポジティブに受け止めており、「今回の読み方をきっかけに『くにたち』に興味を持って頂き、緑と個性あふれるこのまちに、ぜひ一度お越し頂ければと思います」と語ってくれたのだ。

YouTube「国立市チャンネル」では同市の魅力が多数発信さてれているので、併せてチェックしてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。


(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【調査概要】

方法:インターネットリサーチ

調査期間:2024年5月28日~2024年6月4日
調査対象:全国10代~60代男女654名 (有効回答数)

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