約3割が間違えた「具に」って何と読む？ 「ぐに」って読んだら恥ずかしい…

（ニュースサイトしらべぇ）

一見簡単な漢字でも送り仮名が付くと読めなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。パッと見、「ぐに」と読んでしまいそうな「具に」。あなたは正しく読むことができますか？

■「具に」は何と読む？

Sirabee編集部が全国の10代～60代の男女645名を対象に「具に」の読みかたについて意識調査を行ったところ、「そぞろに」と読むと答えた人が全体で25.5％。続いて、「なまじいに」と読むと思うと回答した人が6.8％でした。

ちなみに、「心が落ち着かないさま」などを意味する「そぞろ」を漢字で表現すると「漫ろ」、「完全ではなく中途半端であるさま」「無理にしようとするさま」を意味する「なまじい」は「憖い」となります。

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■正しくは「つぶさに」

なお、「具に」の正しい読みかたは「つぶさに」。編集部の調査では全体で67.6％の人が正しい読みかたを回答していました。

「具」という漢字は、そのほか音読みで「グ」、訓読みで「そな（わる）」「 そな（える）「 つま」と読むことができます。

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■「具に」の意味は…

「具に」の意味について、デジタル大辞泉（小学館）では、以下のように記載されています。

(1)細かくて、詳しいさま。詳細に。
例：「事の次第を具に報告する」(2)すべてをもれなく。ことごとく。
例：「具に点検する」

「具」という漢字が持っている「詳しく申し立てる」という意味と似ており、物事の経緯を詳しく相手に説明するときに使用される言葉です。

また、「つぶさに」は、「具に」のほかに、「備に」「悉に」と表現されることもあります。

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■「に」が送り仮名の様々な漢字

また、送り仮名が「に」の漢字は、「徐に（おもむろに）」「偏に（ひとえに）」「恣に（ほしいままに）」「徒に（いたずらに）」「坐に（そぞろに）」「卒に（ついに）」などがあります。

よく見る簡単な漢字でも意外と読めなかった人もいるのではないでしょうか。知らなかった人は、こちらの漢字の読みかたも一緒に覚えておきましょう！

（文／Sirabee 編集部・丸井 ねこ）

【調査概要】

方法：インターネットリサーチ

調査期間：2024年7月4日～2024年7月1日
調査対象：全国10代～60代の男女645名