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店頭に並んだ2つの洗剤、右が「お得」に見えると危険かも… 現代版『舌切り雀』に驚きの声

Sirabee / 2024年8月16日 4時45分

店頭に並んだ2つの洗剤、右が「お得」に見えると危険かも… 現代版『舌切り雀』に驚きの声

(ニュースサイトしらべぇ)

店頭で「広告の品」というPOPが掲げられた商品を見ると、たとえ広告を見ていなかったとしても興味が引かれてしまうもの。

しかし以前X上では、この4文字に潜んだ「思わぬ落とし穴」が話題となっていたのをご存知だろうか。

 
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■2つの洗剤、どちらを買うのが得?

注目を集めていたのは、Xユーザー・青かんぱちさんが投稿した1件のポスト。

「単価は絶対計算しますから!」「ワイは騙されませんから!」と、何やら意味深な内容の宣言が綴られた投稿には、店頭に並んだ洗濯洗剤の写真が添えられている。

洗剤

片方は約72回分の洗剤(1800g)が入って417円、もう片方は約100回分の洗剤(2.5kg)が入って698円。果たして、どちらを買うのが「お得」なのだろうか…?

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■1g当たりの金額を計算すると…

直感的に「広告の品」とプッシュされている698円の洗剤を買う方が「お得」と判断した人も少なくないのでは。しかしこちらの金額表示は分かりづらい部分がいくつかあるため、条件を整えて計算してみよう。

洗剤

まず、洗剤の内容量の「単位」が異なっているため、それぞれ洗剤Aが「1800g」、洗剤Bが「2500g」と考えたい。

洗剤

そしてじつは「417円」と表示された洗剤の方は「税抜」価格にも関わらず、「698円」の洗剤は「税込」価格が表示されているのだ。紛らわしいので、こちらも洗剤Aが「458円」、洗剤Bが「698円」と、税込に統一した価格で考えよう。

洗剤Aの1g当たりの金額(458÷1800)は0.25444…円。洗剤Bの1g当たりの金額(698÷2500)は0.2792円。つまり、値札サイズが控えめな洗剤Aを買った方が、わずかながらお得なのである。

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■「増量タイプ=お得」の先入観は危険?

大きいサイズがお得に感じられるが、じつは小さいサイズがお得だった…という、『舌切り雀』に登場する「つづら」のエピソードを連想させるポストは、投稿から数日で4,000件以上ものリポストを記録するほど大きな話題に。

Xユーザーからは「これはパッと見、騙されちゃいますね…」「消費者に誤解を招く表記や表示はやめてほしい」「増量タイプ=お得、の考えは危険かも」「一瞬自分が間違ってると思ったけど、合ってた」など、疑問の声が多数寄せられていた。

単価は絶対計算しますから!
ワイは騙されませんから! pic.twitter.com/To2ulFmoiC

— 青かんぱち (@tasorito) May 16, 2024

ポスト投稿主・青かんぱちさんは、こちらの光景を某ホームセンターにて目撃し、当初は洗剤Bを購入しようと手を伸ばしたそう。しかしふと「ひょっとして、1800g(洗剤A)の方が安い?」と思い、スマホで単価を計算してこちらを購入したのだ。

2つの商品を比較して購入する際、決め手が「何となく、こちらの方がお得そうだから」というふわっとした理由になりがちな人は、思わぬ損をしているかもしれない…?

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