台風直撃の夏フェス、ソニックマニア運営の下した判断が「神対応すぎる」と話題に…

（ニュースサイトしらべぇ）

本日16日20時半より、千葉県の幕張メッセで開演が予定されている夏フェス・SONICMANIA（以下、ソニマニ）。

台風7号の影響もあり、直前になって開催そのものが危ぶまれていたが、運営の下した判断が「素晴らしい」と称賛の声が多数寄せられている。

■そもそも「ソニマニ」って何だ？

都市型フェスティバル・SUMMER SONIC（以下、サマソニ）の前夜祭的な位置付けとして開催されるソニマニ。

だが、サマソニと比較してダンス、クラブ系のミュージシャンが多いことや、時間帯的に灼熱の暑さとは無縁なことなど、独自の強みを有しており、高い人気を博している。

今年もUnderworld、サカナクション、Phoenixといった豪華なアーティストが多数出演。多くのソニマニ勢が当日を楽しみにしていたが…直前になり、台風7号が直撃すると判明したのだ。

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■「払い戻し無しもあり得る」

台風7号の進路が発表されるや否や、ソニマニ勢の間では「これ開催できるのか…？」「払い戻し無しも普通にあり得るぞ」といった、不安の声が広がり始める。

【#サマソニ東京 ご来場のみなさまへ】

当日のご案内をアップしました
ご来場前に必ず公式サイトでご確認をお願いします💁‍♀️

◎サマソニアプリをダウンロードしましょう
◎電子チケット、紙チケット事前発券のお願い
◎朝イチ整理券について
◎サマソニ東京 リストバンド交換について… pic.twitter.com/r2TZUuTDze

— SUMMER SONIC (@summer_sonic) August 16, 2024

ソニマニのX公式アカウントや、開催元・クリエイティブマン（以下、クリマン）の発表を小まめにチェックするも、16日9時にはサマソニのX公式アカウントより「サマソニ会場へ来場の際の注意」が告知される。

サマソニ開催の17、18日時点では台風は通過している見込みのため、多くのユーザーが「それよりソニマニはどうするんだ」「知りたいの、そこじゃないんだわ」など、失望の声を上げていた。

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■まさかの神対応に称賛の嵐

そんなモヤモヤがピークに達しつつあった同日10時半、ついにソニマニ公式が「本日のSONICMANIA は予定通り開催いたします」と発表。

さらに「来場ができなかったお客様、来場を取りやめたお客様には開催後、払い戻しのご案内をさせていただきます」とのアナウンスがなされたのだ。

【SONICMANIA 開催に関するお知らせ】

本日のSONICMANIA は予定通り開催いたします。
台風の影響による出演アーティストのキャンセル等は現状出ておらず、会場内の施工・準備も予定通り進行しております。

チケットをお持ちの皆様へ… pic.twitter.com/vWAIXbGimq

— SONICMANIA (@SONICMANIA_JP) August 16, 2024

多くのユーザーにとって開催が心配されていたが、これは単純に「開催されれば良い」というワケではない。

遠方から訪れるユーザーであればあるほど、交通機関の乱れの影響を大きく受けてしまうため、悪くすると「道中で立ち往生となり、返金もされない」という、踏んだり蹴ったりな結末も起こり得るのだ。また無理をして会場まで向かい、台風による事故に巻き込まれる可能性も。

そのため「払い戻し（返金）の有無」に多くの注目が集まっていた中、ブチャラティのように「ソニマニは開催する。払い戻しも認める。『両方』やらなくっちゃあならないってのが『運営』のつらいところだな」と、覚悟を決めたクリマンの黄金の精神は、称賛をもって迎えられたのだ。

X上では「考えられる最高の対応」「最善の選択ですね」「神対応すぎないか？」「百点満点の対応」「良心を感じる」など、称賛の声が相次いでいる。来場の際は、くれぐれも怪我などしないよう、気をつけたい。

記者もUnderworldの『Born Slippy （Nuxx）』で踊り狂う予定なので、会場で会った際はぜひ乾杯させてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。

（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）