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オープンハウスの怖すぎる客引きに商店街ブチ切れ 置かれた看板が「素晴らしい」と話題に…

Sirabee / 2024年8月27日 4時45分

オープンハウスの怖すぎる客引きに商店街ブチ切れ 置かれた看板が「素晴らしい」と話題に…

(ニュースサイトしらべぇ)

日本人は「NO」と断るのが苦手な民族とされているが、「仏の顔も三度まで」という言葉もあるように、穏健な対応を続けるばかりが正解ではない。

X上では、迷惑行為に対して毅然とした対応を見せた商店街の看板が「素晴らしい」と話題になっているのをご存知だろうか。

 
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■商店街で遭遇したのは…

今回注目したいのは、Xユーザー・赤羽カレー倶楽部さんの投稿したポスト。

「赤羽一番街や駅前は客引き防止条例の黄色い看板が全撤去されたのに対し、ララガーデンは全力で名指ししていくスタイル」と意味深な1文の綴られた投稿には、縦長で白い看板の写った写真が添えられている。

赤羽スズラン通り商店街

上段には「オープンハウスさんへ。お買い物中のお客様の貴重な時間を奪わないようにお願いいたします」と、名指しのメッセージが。

赤羽スズラン通り商店街

そして、下段には「お客様各位。声かけによる執拗な不動産販売の客引きにご注意ください。事務所に連れていかれる場合もあります。赤羽スズラン通り商店街」と、注意喚起が記されていたのだ。

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■「だから赤羽が好きなんだ」と称賛

こちらの毅然とした呼びかけは瞬く間に話題となり、同ポストは投稿からわずか数日で6,000件近くものリポストを記録。

Xユーザーからは「事務所に連れていかれるの怖い」「何回言っても、やめなかったんだろうな…」「『執拗な』って、怖いですね」など、驚きの声が続出する事態に。

赤羽スズラン通り商店街

また、「ナイス赤羽」「営業に追いかけ回されたことあるから、この看板は痛快」「全面対決姿勢が勇ましい」「だから赤羽が好きなんだよ」といった具合に、商店街の対応を称賛する声が多数寄せられていた。

そこで今回は、話題の看板を設置した「赤羽スズラン通り商店街」(LaLaガーデン)に詳しい話を聞いてみることに。その結果、看板の内容も納得な「驚きの舞台裏」が明らかになったのだ…。

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■オープンハウスの対応に唖然

赤羽一番街や駅前は客引き防止条例の黄色い看板が全撤去されたのに対し、ララガーデンは全力で名指ししていくスタイル pic.twitter.com/rsJGbLnX3V

— 赤羽カレー倶楽部 (@akabanecurry) July 19, 2024

話題の看板の詳細について「赤羽スズラン通り商店街振興組合」の理事長・秋廣さんは、「商店街に3日間、設置していた看板になります」と説明する。

現地ではオープンハウスによる客引き行為が日々エスカレートし、その人数も増える一方だったという。

そんな様子について、秋廣さんは「朝から晩まで客引き行為が露骨になってました」「担当者に注意しても、全く変わりませんでした」と振り返る。

現地のそうした事情を受け、「これは会社に言っても直らないだろう」と確信した秋廣さんは、商店街に件の看板を設置することに。すると、オープンハウスの反応は…。

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■それにしてもこの理事長、策士である

看板の設置を開始した時期について、秋廣さんは「水曜日です」と即答。

曜日をハッキリ覚えている理由については「(水曜日は)オープンハウスさんがお休みの日なんです」と笑顔で説明しており、かなりの策士であることが窺えた。

店舗が休業ということもあり、設置初日は特に問題なく過ぎていったが、動きがあったのはその翌日。看板の件でオープンハウスから連絡が入り、さらにその翌日には、社員が商店街振興組合の事務所へとやって来たのだ。

そこで秋廣さんらは看板を設置した事情について再三の説明を行い、同日(金曜)の夕方には看板を撤去することに。話題のポストが投稿されたのは7月19日(金)のお昼頃だったので、看板撤去の直前のタイミングだったワケである。

なお、看板の設置前後でのオープンハウスの動向に変化について、秋廣さんからは「看板撤去後の状況については存じません」と、意味深なコメントが。

そこで「株式会社オープンハウスグループ」にも、今回の件について確認してみることに。

すると、同社 広報からは「商店街さま、商店街をご利用の皆さまにはご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんでした。再発防止の上、地域の皆さまに応援して頂けるよう、適正な店舗運営に努めて参ります」との回答が得られたのだ。

看板の内容、ならびに秋廣さんの説明を「事実」と認めたオープンハウス。今後の方針が改善されることを期待したい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。


(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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