中畑清氏が明かす長嶋茂雄伝説 「走れよ！」キャンプで選手に挑発されると…

（ニュースサイトしらべぇ）

元読売ジャイアンツで野球解説者の中畑清氏が20日、『プロ野球 レジェン堂』（BSフジ）に出演。元巨人の篠塚和典氏が終身名誉監督・長嶋茂雄氏に放った“暴言”について語った。

■地獄のキャンプで長嶋氏が…

1979年の「地獄の伊東キャンプ」での出来事。当時監督だった長嶋氏が若手選手を対象に静岡・伊東氏で行った伝説のキャンプで、中畑氏や篠塚氏が参加した。

「野球やった中でこれほど苦しんだことなかった」というほど厳しい練習が続く中、キャンプ最終日、腕を組んでコーチらと談笑する長嶋氏が。

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■篠塚氏が「走れよ！」

それを見た中畑氏は、長嶋氏を走らせようと考え「なんとかしてミスター（長嶋氏）を走らせろよ。お前が言ったら絶対走るから」と篠塚氏に指示。篠塚氏は大声で「監督！　腕組みなんかしてねーで一緒に走れよ！」と伝えたそう。

すると、長嶋氏は「見とけよ！」と坂道コースを走り出した。

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■「長嶋さんと我々の距離感なくなった瞬間」

「傾斜があってきついんですよ。これが80メートルぐらい続く。そこからなだらかになって、150メートルぐらいの坂が続く。それを登りきったら、つらいんですよ。それをあの人は勢いよく行って。やっと帰ってきたらバタッと倒れて、『やり遂げたぞ』って」と過酷なコースを完走したという。

「（篠塚氏は）びっくりするぐらい、たんかを切った。あの勢いで言うとは思わなかった。普通だったら頭にくる」「長嶋さんと我々の距離感がなくなった瞬間だと思います」と中畑氏は語った。

（文／Sirabee 編集部・荒井どんぐり）