世の女性8割が「ハンカチ持ち歩かない」驚きの理由判明 手を拭く代用品で二度驚く…
Sirabee / 2024年9月10日 4時45分
(ニュースサイトしらべぇ)
ハンカチやティッシュの類は、エチケット用品の基本にして代表格。「携帯すること」そのものがマナーであると考えている人も多いのでは。
しかし現在、これらエチケット用品のパワーバランスが崩れつつあることをご存知だろうか。
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冒頭から余談で恐縮だが、記者は幼少期より大のつく汗っかきである。
30代半ばとなった現在も暑さは大敵で、いつの日か「国際汗っかき協会」(ISU)が設立された際は、汗っかき日本代表としてスタメンに名を連ねる自信がある。
そんな体質のため一般的な綿100%のハンカチでは心許なく、春夏秋冬を問わず年間を通して「タオルハンカチ」を愛用しているのだ。
今年の夏もタオルハンカチを相棒に、大量の汗をかいていたワケだが、ある日「世間の人々はどちらのハンカチを携帯しているのだろう」と疑問を覚える。
そこで今回は、全国の10代~60代の男女784名を対象として「ハンカチ」に関する意識調査を実巣することに。すると、当初の予想を覆す結果となったのだ…。
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■男女で意識の差が大きすぎる…調査の結果、通常のハンカチでなく「タオルハンカチ」を持ち歩いている人は全体の55.2%と判明。「通常のハンカチを携帯している」という人は29.3%、「ハンカチ類を持ち歩かない」という人は15.4%と明らかになった。
ここで注目したいのが、男女ごとの意識の違いである。記者の見立てでは、汗っかきの多いイメージがある男性の方がタオルハンカチを支持しているはずだったのだが…。
なんと、タオルハンカチを「持ち歩いている」男性が35.4%に対し、女性は77.5%とダブルスコアを記録。タオルハンカチは女性から圧倒的な支持を得ていることが明らかになったのだ。
ちなみに「ハンカチ類を持ち歩かない」女性はわずか4.9%であるのに対し男性は24.8%と、こちらも性別ごとの差が激しい結果となっている。
果たしてなぜ、世の女性らはこれほどまでにタオルハンカチを愛用しているのだろうか。
今回は、Sirabeeが所属する「株式会社メディアジーン」の女性社員ら、ならびに創業116年の歴史を持つタオルのプロ「おぼろタオル株式会社」に話を聞いてみることに。すると、タオルハンカチにまつわる衝撃の事実が明らかになったのだ…。
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■そんな活用法があったのか…タオルハンカチをオールシーズン愛用しているというHさんは「普通のハンカチは、せっかく使っていてもアイロンがけをしないと品がないので…。気づいたら、アイロンがけ不要なタオルハンカチの購入数が増えていきました」と説明する。
また「普通のハンカチは綿素材が多いですが、汗の吸収はタオル地の方が優れている印象があります。なんと言うか、タオル地というだけで安心感があります(笑)」と、聞きながら思わず頷いてしまうコメントも得られたのだ。
同じく「タオルハンカチ一択」だというSさんも「アイロンがけ不要なだけでなく、乾燥機に入れたり、バッグの中に無造作に入れて取り出してもシワクチャにならないのが良いですね。普通のハンカチは綺麗にたたむ必要があるので…」と、その魅力を語る。
また、近年は小学校の児童らも「移動ポケット」なるアイテムを活用し、タオルハンカチを持ち歩いているケースが多いのだとか。Sさんは「子供服のポケットが小さかったり、そもそもポケットが付いていない服も多いので、愛用されているようです」と、補足していた。
記者が幼い頃、多くの小学生の間では「ハンカチなぞしゃらくせぇ!」という風潮があり、空気乾燥を信仰していたものだが…児童らの衛生観念も徐々に変化しているのかもしれない。
そして、デザイナーの友人からお洒落で触り心地の良い逸品をプレゼントされたことがきっかけで、タオルハンカチを愛用するようになったというDさん。
そんなDさんは「真夏にオールをした後、そのまま映画館で映画を観に行ったら、早朝から冷房が最強にきいていました。上映前は友人らと『途中で眠くなるかもね~』などと談笑していたのですが…眠くなるどころか、ストーリーが半分ほど進んだあたりで寒すぎて歯が鳴るほどに体が冷え、このままでは凍死すると思いました」と、絶体絶命なエピソードを語り出す。
命の危機に直面したDさんだが、バッグの中にタオルハンカチが入っていたこと、そして以前TV番組で登山家が「寒いときは首・手首・足首を温めると効果的」と話していたのを思い出す。
そこで、なんとタオルハンカチを首に巻いて暖を取り、無事に映画館から生還したのだった。確かにこうした活用法は、通常のハンカチではできない芸当だろう。それにしても、エピソードのクセが強すぎる…。
「乾きやすさ」と「肌触り」を重視しているというTさんは「冷たいボトル缶のドリンクを買ったとき、結露があるとバッグに入れられないので、タオルハンカチで包むことが多いです」と、タオルハンカチの活用法を語る。
また「普通のハンカチは、冠婚葬祭やちょっと良いお店に行く時など、TPOに合わせたシーンでのみ使っていますが…皆さんはどうなんでしょう?」と、疑問を口にしていた。
ひょっとしたら、前出の調査で男性のタオルハンカチ携帯率が低かったのは、スーツスタイルとの相性が影響した結果なのかもしれない。
こうした男女の意識の違いについて、Sさん(2人目とは別人)も「バッグに入れてグシャグシャになっても、ふわっとたためば元通りになるのが好きですね」「ポケットに入れる男性が多い一方で、女性はバッグに入れる方が多いのでしょうか?」と、疑問を口にしていた。
また、Sさんは「飲み物をこぼしてしまった際、水が大量に溢れてしまっても問題なく受け止めてくれる懐の深さが良いですね」「花粉症の時期に万が一ティッシュが切れてもごまかせますし、手洗い後の水分を拭いてもハンカチタオルなら濡れた感じが無く、バッグに戻しやすいです」とも語っている。
取材に協力してくれた女性社員5名が挙げたタオルハンカチの利点は様々であったが、「シワにならない」「洗濯が楽」という2点が、全員共通の認識のようだ。「バッグを持ち歩くことが多い」ことも、タオルハンカチを愛用する一因となっている印象を受けた。
さらに、知人の20代女性に今回の一件を相談したところ「私はタオルハンカチが(普通の)ハンカチだと認識して、今まで使っていました…」という、逆転の発想と言える興味深いコメントが返ってきた。
世の女性がタオルハンカチに全幅の信頼を寄せているのは明らか。その結果、世代によっては「タオルハンカチこそがスタンダード」と認識する人が多くてもおかしくないのかもしれない。
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■タオルのプロは「コロナ禍が原因」とも分析続いては、1908年(明治41年)、三重県津市に誕生して以来、多くのユーザーに愛され続けている「おぼろタオル」に、今回の調査結果を見てもらう。
すると、同社の担当者は「消費者から求められているタオル製品全般の機能として、圧倒的に多いのが『吸水性』と『柔らかさ』です」「これらに加え、持ち運びのしやすさや洗濯が楽である等の利便性こそが、通常の綿ハンカチと比べてタオル地のハンカチの方が人気が高い要因であると思います」と分析していた。
さらに担当者は、近年ならではの「タオルハンカチ事情」にも注目している。
「以前より、通常(綿)のハンカチに対して『手洗い後に一度使用しただけで水分を含んで使いづらくなる』『サイズが大きいのでたたんだハンカチを使うと一度でもシワクチャになる』といった不満を抱き、タオル地のハンカチを使用される方が増えてきたと感じます」と、傾向の変化についてコメント。
そして「コロナ禍以降、外出先での手洗い回数が増えたことで、タオルハンカチサイズよりも大きなハンドタオルサイズの需要が格段に増えた印象を受けます」と、世相によるニーズの変化を分析していたのだ。
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■おぼろタオル製品、ポテンシャルに驚き…さて、そんなおぼろタオル製品の特徴は「吸水性が高く、軽く、絞り易く、乾きが早く、お肌に優しい」…と、正にタオル製品の「良いとこ取り」と言って差し支えないだろう。
その秘密について、担当者は「パイル部分には一般的なタオルの半分以下の太さの糸を使用し、それを支える地組織にも細い糸を使っています」「また、ボリュームが必要な場合は細い糸を2本使用して同等のボリューム感を出すと共に、他社にない独自の肌触りを生み出しています」と説明する。
多くのタオルメーカーは「生産性」を重視した織組織(織物の交差パターン)で生産する傾向が見られるが、おぼろタオルでは生産性よりも「使い勝手」に重きを置いたものづくりをしているのだ。
担当者は「一般的には密度をきつくし、高速織機にて一気に織り上げていくのが常識ですが、おぼろタオルは使用する糸の太さとタテ密度、ヨコ密度にもこだわり、人が一番使いやすく心地良く感じるようなタオルで、生地の柔らかさを引き出す独自の織設計となっております」とも補足している。
ところで、読者の中には「新品のタオルは水を吸わない」というイメージを抱いている人も多いのではないだろうか。こうした傾向について、おぼろタオルの担当者は「一般的にタオルの加工方法は『先晒』と『後晒』に大別されます」と説明する。
現在主流となっているのは「先晒」で、こちらの方法では糸の状態で晒染加工をした後、織りやすくするために糊をつけるというもの。その糊を完全に除去できないと水を弾き、吸水性能に影響を与えてしまうため、消費者に前出のようなイメージを植え付けてしまったのかもしれない。
そうした背景を踏まえ、担当者は「当社の製品は、後晒加工のため生成(きなり)の原糸から織上げ、生地になってから晒加工を行います。その際、当社独自の晒釜で約2日間の時間をかけて晒加工を行い、何度も洗い加工を繰り返し行います」と、他社との違いをアピール。
この工程により、おぼろタオル製品には独特の風合いと優れた吸水性が宿り、洗濯無しで新品の状態から使用可能となるのだ。
そんなおぼろタオルでは、前出のように多くのユーザーから求められている「吸水性」と「柔らかさ」をより強化した新商品を企画・展開中。
たとえば、現在発売中の新商品「サステなタオル」はフェイスタオルサイズにも関わらず、バスタオル約1.5枚分の吸水を実現した奇跡のようなタオルである。
さらに、第2弾として進行中の「サステなタオル」ハンドタオルサイズはハンドタオルサイズにも関わらず、フェイスタオル分の吸水量があり、尚且つハンカチのようにかさばらず持ち運びにも便利…と、良いとこどりの製品なのだ。
同社製品はオンラインからも購入可能なので、ぜひチェックしてみてほしい。
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