復縁できると信じていたのに…「やり直したい」と伝えた瞬間、彼が引きつりながら放った言葉にズタボロ

（ニュースサイトしらべぇ）

ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！　婚活ダイアリー』。

忘れられない元カレ・えびおくんとの復縁計画実行。3ヶ月の冷却期間を経て電話し会う約束まで取り付けました。復縁サイトに「デート場所は今まで会ってきた場所ではなく、新鮮な雰囲気の所に行くといい」と書いてあったので豊洲を提案。「楽しみ」とまでLINEが返ってきました。これは、イケる。

嬉しすぎてつねにルンルンな私。ついに登場した彼の姿に、あれ？　こんなだっけ？　そして、やり直そうの言葉を待っていたけれど、まさかの駅のホームで大暴走…なぜこんなことに…。

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■ 100%復縁する

会う日が決定してからは、もう復縁一色の日々。何を着ていこうと「復縁叶える色」で検索し、グリーンと出たので緑色のワンピースを購入、美容もパックを夜な夜なして、頑張っていました。

そして当日。朝から嬉しすぎて「これから彼に会いまーす♡」と、どこに出すのかわからない動画まで回してしまうくらい浮かれていました。

準備を終え、豊洲に向かおうとしていると「待ち合わせ時間、遅らせてもいい？」と連絡が来ました。このLINEで思い出す。付き合っている時、連絡頻度や会う回数、リズムが全く合わなくて感じたストレスと温度差を。でも…キャンセルじゃないし！　「全然大丈夫だよ〜」と送ると、えびおくんが返してきたスタンプを見て今日は100%復縁すると確信しました。そのスタンプは、私の名前のスタンプ。カスタムできるスタンプで付き合っているときに私の名前にしたまま彼は変えていないということです。そんなのもう「まだ好きだ」と言ってるようなもんじゃん！

早めに到着してしまったので、動画の続きでも撮ろう。「さぁ、今から彼が来て復縁するわけですが…緊張しますねぇ」鼓動が止まらない。そして、遅れると言われた時間よりもだいぶ押してやっと、元カレ・えびおくんが登場しました。

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■なんでなにも言ってこないの？

きゃー！　きゃー！　ついにきたー！　しかもちょっと息切らしてる、急いで来てくれたんだ♡「とりあえず、海でも見る？」と提案。海を見ながらお互いの気持ちを伝え合うなんてロマンティック。久しぶりに見るえびおくんの横顔…あれ？　こんなだっけ？　なんか、かっこよくなくなった？　なぜかそんな感情が出てきました。

プラプラと海を散歩したりビルの中に入ったり。周りから見たら私たちはただのカップルだろう。でも、実際は「元」カップル。手も繋がずウダウダと最近見たNetflixがどうだったとか話しているだけ。えっと、そろそろ、やり直そうのワードを待っているんだけど、まだかな？

「お腹空いた」とえびおくん。豊洲ということでお寿司を食べることに。バクバクお寿司を食べるえびおくんとは逆に、朝から舞い上がっていた私はあまり食べられません。なんでなにも言ってこないの？　このことで頭はいっぱい。今日、会った意味って？　誘ったのは私だけど、このままだと普通に解散になってしまう、3ヶ月頑張ってきたのに。どうしたら上手いこといくのかさっぱりわかりません。とにかく、気を引かせよう、終電逃したらきっと私の部屋に来る、だって付き合う日もそうだったもん。

私は大して悩んでいないのに、わざと仕事の悩み相談をすることにしました。これで時間を終電まで稼ぐ作戦に出ました。ですが、これが大失敗。こういう浅はかで腹黒いことをしちゃいけなかったのです…。

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■終電間近に…

えびおくんはとても真面目なので、仕事の話は真剣に聞いてくれて解決策も出してくれます。ですが、空気が全くラブラブにならない。そりゃそうです、ネガティブな話題を持ちかけてしまったのですからハッピーになるわけがない。でも、悩んでいるまほちゃんを放っておけないって展開にならないかなって…。

時間はどんどん経っていく。特にえびおくんはなにも仕掛けてこない。ちょっとどういうつもりなのか聞いてしまおう。「今日って、何時まで大丈夫なの？　もう遅いけど」しまった。またなんか伝えたかったことと違うことを言っている。「じゃあ、終電まで」…え、終電で解散？　今日はただ、会っただけ？　ここから会話が盛り上がることはありませんでした。

あっという間に終電が近づいていました。そろそろホームに向かおうとえびおくん。このまま解散して、次会えるのって何ヶ月後？　もう待てない、頑張れない…。「今日、話があったんだ」。あぁ、会った瞬間にさっさと言えばよかった、まさかこんな終電ギリギリになるとは。

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■なにも変わっていなかった

「えっと、私ね、まだえびおくんのこと…」。その時の彼の顔、今でも忘れられません。みるみるうちに引き攣っていって、すごく猜疑心にさいなまれたような目をしました。そんな怖い目で見ないで。「なに？」と、冷たいえびおくん。「えっと、だから、またやり直せたらいいなって思ってて…」。

「それは、難しいって言ったじゃん」。私は、放心しました。一瞬なにが起こっているか理解できませんでした。これデジャヴ？　別れたときとまったく同じことを言っている。なにも進んでいなかった、なんにも変わっていなかった。「…どれだけ待たせるかわからないよ」。待たせるって、結婚のことだよね。私が結婚に焦っていたから、壊れたこの恋。やっぱりそれが相当傷つけてしまっていたんだ。

「もう大丈夫、それは。私も成長したし、えびおくん以外に好きな人もできないから」。ずっと怖い目をしているえびおくん。あの優しかった目はもうどこにもない。すると、あまりにもショックな言葉を言われました。

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■こっちは深い意味はない

「今日も友達みたいな感じで誘われたのかと思った、たまに会って話すくらいなら、まぁいいかなって思って」。まただ。私とは違うこの温度差。「べつに嫌いになったわけじゃないし…とくに、こっちは深い意味ないよ」。

この言葉で、私はなにかがプチンと切れました。期待していた私が悪い、また思い込んで舞い上がっていた。でも、だったら断ってよ。楽しみ、なんて言ってきてLINEもたくさんして、酷い。また傷つかなきゃいけないのか。感情がグワーーーッと出てきて「じゃあ、会ったりしないでよ！　私が好きなまま別れたのわかってるはずだよ！」。

ホームでだいぶ大声を出しました。ゲンナリするえびおくん。わかってる、これをやってる時点で結局、成長なんてできてなかった、でも、悔しいしツラい。「もう終電だから、俺はこのホームじゃないから…」去ろうとするえびおくんを追いかける私。あれ？　これ前もやってなかった？　パジャマで表参道を追いかけたことがあったな。

■同じ人に2回目の失恋

「でも、やっぱり仲良いしうまくいくと思う！」必死でプレゼンしました。やばい、本当に終電逃す。でも、止められないし、なんでこんなに頑張ってしまうんだろう。えびおくんは少し笑いながら「仮に戻ったとしても、1ヶ月ももたないね、足を引っ張られるんじゃないかって思う」と、言いました。またか、それ。同じことしか言わないんだ。もう、復縁は無理なんだ…。

今日という日が終わっていく。自分が帰る路線の終電は終わりました。行けるところまでえびおくんと同じ路線で帰ることに。「終電逃したんじゃない？　大丈夫？」聞いてくるえびおくん。優しいけど、そういうことじゃないんでしょ？　「タクシー代、出そうか？」随分と心配してくれているけど、そういうセリフも深い意味ないんでしょ？

本当に最悪の日…やっと会えたのに、復縁計画は大失敗となりました。なかなかこれが受け入れられない。同じ人に2回目の失恋。アプ活を進めるもますます落ち込む。そしてカウンセリングも受けることに。

男性心理を学び、自分と向き合ういいキッカケとなる？　…続く！

◆こいでまほ

太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

（文／Sirabee 編集部・こいで まほ）