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山奥で見つかった43年前のコーラ、缶を開けて衝撃走る 「これ飲んだの?」とネット民驚愕

Sirabee / 2024年10月3日 4時45分

山奥で見つかった43年前のコーラ、缶を開けて衝撃走る 「これ飲んだの?」とネット民驚愕

(ニュースサイトしらべぇ)

80年代が「ダサさ」の象徴であったのは昔の話。気づけば、シティ・ポップを筆頭に80年代のカルチャーが見直され、活発なリバイバルを見せている。

そんな中、X上では「とんでもない80年代製品」が発見され、人々を驚かせていたのをご存知だろうか。

 
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■山奥で発見されたのは…

ことの発端は、Xユーザー「とりちゃん」さんが投稿した1件のポスト。

「北岳大樺沢で拾った古い缶コーラ、普通に飲めた。炭酸も抜けてなかった」「プルタブ式は1980年代頃までの、生産らしい」と綴られたポストには、お馴染みの『コカ・コーラ』の真っ赤な缶の写真が添えられていた。

缶のコーラ

しかし、どこかレトロな雰囲気が感じられるが…それもそのはず。なんとこちらは、80年代前半に製造された「40年以上前のコカ・コーラ」と判明したのだった。

関連記事:一見普通のコカ・コーラ自販機、謎すぎる商品に目を疑うが… 「懐かしい」と感動の声も

■「飲める勇気がスゴい」とツッコミも…

「半世紀近くも前のコカ・コーラの缶が、炭酸も抜けずに自然界で保存されていた」という、情報量が多すぎるポストは瞬く間に話題となり、件のポストは7,000件以上ものリポストを記録したほど。

缶のコーラ

続くポストでは缶を開封し、コーラをコップに注ぐ動画が投稿されており、炭酸のシュワシュワとした状態を見て「40年以上前のコーラ」と気付ける人がいるだろうか(いや、いない)。

他のXユーザーからは「フタが外れるタイプの缶、懐かしい!」「これを飲める勇気がスゴい…」「熟成されたコーラ!?」「スゴいけど、流石に飲んじゃアカンw」など、驚きの声が多数寄せられている。

缶のコーラ

そこで今回は、もはや「天然記念物」の域に達したコーラの詳細を探るべく、まずは一般社団法人「日本アルミニウム協会」に取材を打診。しか、同協会からの連絡は途絶え、一切の回答が得られなかった。

そこで、「日本コカ・コーラ」に詳しい話を聞いてみることに。その結果、今回のエピソードに負けない「衝撃の事実」が多数、明らかになったのだ…。

関連記事:一風変わったこのコーラ、果たして美味しいのか… 『岡崎味噌コーラ』を実際に試してみた

■コーラを飲んだ「感想」にハッとした

北岳大樺沢で拾った古い缶コーラ、普通に飲めた。炭酸も抜けてなかった。

プルタブ式は1980年代頃までの、生産らしい。 pic.twitter.com/5i9TMVKrfN

— とりちゃん (@isohiyodori3) July 21, 2024

件の缶を発見した経緯について、ポスト投稿主・とりちゃんさんは「南アルプスへ登山をしに行った際に見つけました。場所は北岳(山梨県)の大樺沢二俣付近です」と振り返る。

発見したのは山岳会の先輩で、2本のうち1本をとりちゃんさんに譲ったという。そして、中身が気になったとりちゃんさんが缶を開封した様子を収めたのが、今回のポストというワケである。

缶のコーラ

缶の状態については「(発見時は)少し土で汚れていましたが、錆び等の腐食はあまり無いように見られました。発見した場所は12月から5月頃まで雪が残る上に、夏場も街中に比べると涼しいので、保存状態が良かったのだと思います」とも説明していた。

そして、全人類が気になっているであろう「飲んだ感想」については「味は普通のコーラでした。現在のコーラよりも少し炭酸が弱く、また若干マイルドな味わいに感じました。それでも『昔からコーラはコーラ味なんだな…』と、今も愛されるこの味の凄さに改めて気がつきました」とのコメントが得られている。

なお、飲んだ後も体調に「異変はない」とのことで、こちらも一安心であった。

関連記事:50年間コーラだけで水分補給する男性が心臓発作 「習慣を変える気はない」

■日本コカ・コーラも思わず驚き

続いては日本コカ・コーラにこちらのポスト投稿を確認してもらったところ、担当者も驚いた様子に。

やはり「40年以上前のコーラ」が発見され、さらに「それを飲んだ人物がバズっている」という事態は、同社にとっても寝耳に水…いや、「寝耳にコーラ」と呼ぶべき出来事だったのだろう。

缶のコーラ

まず、缶の底に印字された「810521」という6文字の数字の詳細について、担当者は「現在は賞味期限の年月を表示しておりますが、1981年当時は製造年月日の表示でした」と説明。

つまり、こちらのコカ・コーラは1981年(昭和56年)5月21日に製造された、正真正銘の「ビンテージコーラ」と改めて判明したのだ。

現行のコカ・コーラとのその他の違いについて、担当者は「当時の容量は250mlが主流でしたが、現在の缶の容量はお客様のニーズに合わせて160~500mlの間で、幅広い容量での展開をしております」「また、当時の飲み口は、缶から切り離すプルトップタイプでしたが、現在は切り離れないステイオンタブです」と説明する。

缶のコーラ

なお、今回発見された缶には「Yes Coke Yes」というフレーズが使用されており、こちらは81年から84年末まで実施されたキャンペーンであると分かった。

当時のテレビCMにはミュージシャンの松山千春、矢沢永吉、女優の早見優といったメンバーが出演しており、記憶に残っている読者も多いのではないだろうか。

関連記事:寺門ジモン、“コーラ×肉”イベントに大興奮 「僕は今夢の中にいる!」

■「55年前」の大物コーラが見つかった事例も…

また、コカ・コーラの賞味期限事情について、日本コカ・コーラ担当者は「賞味期限を過ぎたからといって、すぐに飲めなくなるということはございません」と前置き。

続いて「しかし、徐々に風味がおちていくことがありますので、コカ・コーラを美味しくお飲み頂くため、期限内にお飲み頂くことをお勧めします。また保存の際は、高温・直射日光を避けて高温になるところは避けての保管をお願いしております」とも説明していた。

今回発見されたコーラを飲んでも健康に異変がなかったようだが、当然ながら賞味(消費)期限を超過した飲料を飲む際は、自己責任となってくるので要注意だ。

大正時代に輸入品として販売されていた「コカ・コーラ」が、日本市場に向けて国内で製造・販売が開始されたのは、1957年(昭和32年)。当時は、190mlの瓶入りのタイプのみだったという。

そして1965年(昭和40年)に、国内初となる記念すべき「缶のコカ・コーラ」が発売され、現在に至るまで多くのユーザーに愛され続けているのだ。

なお、今回のように「古いコカ・コーラ缶が発見される」というドラマは過去にも前例がある模様。

缶のコーラ

担当者は「65年当時、第7次南極地域観測隊が現地に持っていった食料の一部にも缶のコカ・コーラが入っておりました」「それから50年以上経った2020年、第61次南極地域観測隊越冬隊が、偶然このコカ・コーラを現地で発見して翌年の帰国時に持ち帰り、改めて当社に贈呈してくだいました」と、「事実は小説より奇なり」を地で行くエピソードを語ってくれたのだ。

ひょっとしたら今も世界のどこかで、大昔のコカ・コーラ缶が誰かに発見される日をひっそり待っているかもしれない。

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