『ドラクエ3』発売前日のビックカメラ、店頭の光景に目を疑う 「こんなにスゴいのか」とネット民驚愕

（ニュースサイトしらべぇ）

本日11月14日、全ゲームファン待望のソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のHD-2Dリメイク版（以下、『ドラクエ3』リメイク）が、満を持して発売。

数日前からX上では、ビックカメラ店頭に出現した「36年前の光景」が話題になっているのをご存知だろうか。

 
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■ビックカメラ店頭に現れたのは…

12日、とあるXユーザーが「池袋ビックカメラ本店の店頭、かなりドラクエに力入れてました。 懐かしい行列の写真も！」と綴ったポストを投稿。

そこにはビックカメラ店頭で撮影された写真が添えられており、『ドラクエ3』リメイクのコーナーに設置されたパネルが確認できる。

そして、こちらのパネルには、1988年に発売されたファミコン版『ドラクエ3』を買い求め、ビックカメラ店頭に長蛇の列を作る人々の写真が掲出されていたのだった。

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■「エモすぎる」と称賛の嵐

「国民的ゲーム」として知られる『ドラクエ』シリーズがその地位を確固たるものとしたのは、やはりファミコン版『ドラクエ3』だろう。

発売日当日は平日にも関わらず、全国各地の販売店でパネルの写真のような光景が見られ、大きな話題に。中には学校・仕事を休んでまで『ドラクエ3』を買いに向かう人々も珍しくなく、その熱狂ぶりは「社会現象」として大きく報じられた。

発売から36年が経った現代でも、『ドラクエ』シリーズの人気ランキング企画では首位、もしくはベスト3が定位置となっており、名実共に「時代を超えた名作」として、多くの人々に愛されているのだ。

ゲームファンの間では語り草となっている伝説的エピソードを店頭に再現した、なんとも粋なパネルは大きな話題に。とくに、『ドラクエ3』リメイク発売前日となる13日に多くリポストされ、広く拡散された。

Xユーザーからは「懐かしい、昔ビックカメラで買ったな」「話には聞いてたけど、こんなにスゴかったのか」「当時、熱中した1人です」「お年玉握って並んだ記憶」「これはエモすぎる」など、称賛の声が相次いでいる。

そこで今回は、話題のパネルの詳細について、ビックカメラに詳しい話を聞いてみることに。すると、「36年前の当時を知る人物」から、驚きのコメントが得られたのだった…。

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■「護国寺付近まで列が伸びた」

同パネルが設置されているのは東京都豊島区「ビックカメラ 池袋本店」で、11日から設置を開始したという。

設置の経緯について、ビックカメラ担当者は「『ドラクエ3』発売時に熱狂したお客様の思い出と、当時の雰囲気を彷彿させる看板を用意しました」と説明する。

また、同店にはファミコン版『ドラクエ3』発売当日の熱狂ぶりを、店頭にて目撃した人物がいると判明。

当時の様子について、担当者は「私が出勤した朝6時半の時点で、店舗前にはすでに多くのお客様がいらっしゃいました」と、振り返る。前方にいる人物ひとりひとりに来店時間を聞き、行列を作ることから、その日の業務が始まったという。

『ドラクエ3』を求める勢いはやはり凄まじく、担当者は「池袋の店舗前からスタートした行列は最大で1万人を超え、護国寺付近まで伸びましたが、その日のうちにお並びのお客様全員に販売できました」と説明しており、もはや異次元の領域である…。

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■「社会問題」も発生したが…

大ヒットを記録した『ドラクエ3』だが、中には「社会問題」として認識されている側面も存在した。例えば、販売店側が他の商品と『ドラクエ3』をセットで販売する、いわゆる「抱き合わせ商法」などである。

しかし、ビックカメラではそうした手法を一切用いなかった点にも注目したい。

担当者は「当時、他店では他の商品との抱き合わせ販売なども横行しておりましたが、当社は一貫してそのような手法はとらず、『お客様に楽しく遊んで頂きたい』という思いで対応しておりました」「その姿勢をご評価頂き、多くのお客様にお並び頂いたものと認識しております」と、当時の様子を振り返っていた。

また、今回大きな話題となったパネルに関し、ビックカメラからは「時代や世代を超えて、なお愛され続ける『ドラゴンクエスト』シリーズの世界を店内にも表現しております。ぜひお楽しみください！」とのコメントが得られている。

30年以上に渡って人々に愛され続けてきた『ドラクエ3』は、正に偉大なゲーム。同様に「お客様のため」という思いを一貫し、真摯な姿勢で趣向を凝らすビックカメラもまた『ドラクエ』を愛し続けてきた、ユーザーにとって頼もしい存在なのだ。

※ビックカメラの各コメントは、広報担当が当時を知る社員にヒアリングした内容を、Sirabee編集部にて編集したものです（現在は、池袋本店に勤務していない社員のコメント含む）