英語では「ひとかけらのケーキ」、他の国では?「朝飯前」の表現にお国柄がはっきり!

しらべぇ / 2015年9月4日 19時0分

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英語では「ひとかけらのケーキ」、他の国では?「朝飯前」の表現にお国柄がはっきり!

同様に、他の言語ではどのように表現するのか? 調べてみるとお国柄がはっきりと表れる結果に。

(1)お隣の中国ではデザートより...

「小菜一碟(少量のおかず)」

(中日辞典 新語・情報篇 小学館)

ケーキではなく、おかずに。世界3大料理の一角を担う中華料理が由来の、納得の表現である。中国ではデザートよりも、惣菜なのだ。

(2)韓国はガム!?

「껌이지.(ガム)」

(韓国語辞書 ケイペディア http://www.kpedia.jp/w/301)

ガムも一口サイズなので、量も関係するのだろう。柔らかい・歯ごたえがない、という食感が由来のようだ。ちなみに韓国の若者言葉で、クラシックな言い回しとして、「식은 죽 먹기.(冷めたお粥を食べる)」と、いうのもある。韓国のお粥はよほど熱いのだろうか?

(3)スペインでは時間の概念が加わる

「pan comido(食べてしまったパン)」

(クラウン和西辞典 三省堂)

「食べ終わった」という点に注目。つまり、取りかかる前からすでに終わっているのも同然の簡単な作業、というのが由来だ。時間の概念が加わった点が日本語とやや似ている。

(4)イタリアでは、水の都らしさが出てる

「Facile come bere un bicchier d’acqua.(水を一杯飲むように簡単)」

(現代和伊熟語大辞典 日外アソシエーツ株式会社)

さすがは水の都ヴェネツィアを擁するイタリア。確かに、口に入れるという点で考えればダントツの容易さ。これ以上は空気しかないが、食に関して言えば水より容易いものはない。

(5)フランスは部位が「鼻」に変化!

「Les doigts dans le nez.(鼻に手を突っ込む)」

(最新フランス語話語辞典 早美出版社)

運ぶ先が口ではなく「鼻」に。といっても、入れるのは手のようだ。しかし、鼻に手を入れていると手が使えないことから、「これは手を使わずにできるくらい簡単」というのが由来だそう。

ちなみに、フランスには、「C’est du gâteau.:それはケーキです」という、英語と同じ表現もある。西欧圏の共有文化なのか、ヨーロッパ各国には「ケーキ」を使って、同様の意味を表現する慣用句が多く見られるのだ。

ちなみに日本語にも、例えば「お茶の子さいさい」という似た表現がある。(お茶の子とは、お茶に添えて出されるお茶菓子のこと)。「朝飯前」に比べると、Dを「ディー」ではなく、「デー」と発音をするような、ご年配の方から耳にすることが多く感じられる。

sirabee0829asamesimae2©iStock.com/karinsasaki

他にも「赤子の手をひねる」、「お安いご用」、「造作も無い」など様々な表現があり、TPOや個人の好みに合わせて使い分けられているようだ。恐らく海外でも、使う人の年齢によってケーキだったり、鼻に手だったりするのではないだろうか。

(文/しらべぇ編集部・中山)

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