30代40代の「ポケベル世代」に聞いた、懐かしのポケベルあるある【083314106】

しらべぇ / 2014年11月11日 6時0分

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30代40代の「ポケベル世代」に聞いた、懐かしのポケベルあるある【083314106】画像

友人知人とメッセージをやりとりするツールとして、現在はLINEが若者を中心にスタンダードになっている。LINEが普及する前は、携帯電話のメール機能が中心だった。そして、それよりも前に若者たちがコミュニケーションツールとして使い大ブームになったのが「ポケベル」だ。

国武万里が歌った「ポケベルが鳴らなくて」という同名のドラマ主題歌が流行したのが1993年。1996年にはその契約者数は約649万件となり、当時の携帯電話の契約者数がPHSと合わせても約335万件と約半数だったことからも、いかに人気があったのかがうかがえる。

今回しらべぇ編集部では、「ポケットベルを使ったことがありますか?」というアンケートを成人男女1500名を対象に実施。その中で使ったことがあると答えた人を年代別に見てみると、以下のようになった。

しらべぇ_ポケベル

20代:2.1%
30代:30.0%
40代:28.5%
50代:25.4%
60代:14.0%

数字の通り、30代~50代にその利用者が集中している。前述した歌が流行った1993年からピーク時の1996年は約20年前。つまり、20年前に中高生や社会人なりたての、いわゆる若者だった人たちが利用者の中心であったことが分かる。筆者もそのひとりだ。

そこで今回さらに、使ったことがあると回答した30代・40代の人たちに当時のエピソードを聞いてみた。

■電話がないと使えないから大変だった

「携帯電話が無かったから、公衆電話でポケベルを打たないと行けなくて、学校にある公衆電話に行列が出来ていた」(30代男性)
「学生でお金が無いから、10円でメッセージを打ち終わらせなくちゃいけなくて、早打ち出来る人に代わりに打ってもらっていた」(30代女性)
「周りに公衆電話が無い時に限ってポケベルが鳴って、メッセージ打ち返すために公衆電話を探すのが大変だった」(40代男性)
「携帯電話は最初、通話よりもポケベルのメッセージを打つ用に使ってました」(30代男性)

学生にとって、離れていても友人とメッセージ交換が出来るポケベルは非常に画期的だったが、メッセージをやりとりするためにはまず電話を使う必要があった。当時、早打ち出来る人は尊敬される存在。公衆電話のカタチをした“ポケベルメッセージ早打ちゲーム”なんてものも存在していた。

■仲間や恋人にしか分からない暗号を駆使していた

「文字数制限があったので、数字や隠語を使って仲間同士コミュニケーションを図っていた」(30代男性)
「88ってきたら彼から連絡頂戴っていう意味にしてて、浮気相手といる時に88ってメッセージがきた時、浮気相手には『母(ハハ)』だよとごまかした」(40代女性)
「最初の頃は文字変換機能が無くて、数字だけでやりとりしていたなあ」(40代男性)

メッセージ変換機能が搭載される前までは、数字と一部の記号しか送ることが出来なかったポケベル。14106(アイシテル)や、3341(サミシイ)、0833(オヤスミ)などのメッセージが定番だった。寝る前にお互いのポケベルに「083314106(オヤスミアイシテル)」と送り合うだけで、気持ちが通じ合えたもの。言葉の数よりも、繋がっていることが何よりも嬉しかった時代だ。

■束縛のツールでもあり、言い訳の出来るツールだった

「ポケベルを買ってから、『724106(ナニシテル)』と1時間おきに彼女から届くようになって、それまでの自由が奪われた気がした」(30代男性)
「1つでも数字を打ち間違えると、メッセージが間違って変換されてしまうので、『文字化けしてた』と言って、来たメッセージを無視していた」(40代男性)
「届いたことが相手には分からないので、圏外で鳴らなかったと言い訳ができた」(30代男性)

それまでは、外出してからは相手側の連絡を待つしか方法が無かった時代だったが、ポケベルは待っている側から連絡が出来るツール。それまで自由奔放に過ごしていた人にとっては、束縛ツールとして疎まれることも珍しくはなかった。しかし、現在のスマートフォンのような高機能でなかったため、「圏外だった」といった言い訳をするようになったのも、この頃から始まったのではないだろうか。

「あの頃はよかった」「懐かしくて涙が出る」といった声が聞こえてきそうなこれらエピソード。最後にもうひとつだけコメントを紹介しよう。

「最初から何を打つかを文字数いっぱいに考えて、その数字をメモして、電話ボックスから、当時好きだった人へ告白のメッセージを伝えたのを覚えています。最後にメッセージを送信するために#を2回押すんですが、最後の#を押す瞬間すごく緊張しました」(30代女性)

いつの時代も、最後のひと押しは緊張の瞬間。これは、これからも変わらないだろう。

Photo by  hirotomo t https://www.flickr.com/photos/travelstar/6549246139/

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 https://qzoo.jp/public/landing/sirabee/
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 女性計1500名

(文/しらべぇ編集部・常時系 http://sirabee.com/author/jojikei/ )

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