ヤラセなし!懐疑論者の催眠術体験レポート「まさか自分が!」「た、立てない!」

しらべぇ / 2014年11月11日 9時0分

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テレビでよく見る「催眠術」、みなさんは信じますか?ちなみに、筆者はこれっぽっちも信じていませんでした。むしろ、催眠術をかけられている俳優さんや女優さんを見て「演技うまいな〜すごいな〜」と思っていたほどです。

そんな筆者に、催眠術をかけてもらえる機会が訪れました!11/8、11/9に東京ビッグサイトで行われたデザインフェスタで、公開催眠実験をやっていたので、真っ先に手をあげて催眠術をかけてもらったのです。価格は1回につき、男性2,000円、女性1,000円。Youtubeにアップしてもよいという条件にOKすれば、女性は無料で催眠術をかけてもらえます。

では、実際にかけられた催眠術の内容と、感想をご紹介します。

青い石が勝手に動く

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最初にかけられたのは、石が勝手に動くという催眠術。先端に青い石がついた20センチくらいの紐のもう片方の端を自分で持って、見やすい高さまで掲げます。ぶら下がった石を見つめていると、催眠術師が石の近くで手を動かしながら「石が勝手に左右に動き出します」「動き出しますよ」と唱えてきます。

筆者は特に何も考えず、ぼーっとしていたのですが、自分で動かしていないのに勝手に石が揺れ始めました。そのまま前後に動かされたり、円を描くように動かされたり、催眠術師に言われた通りに石が勝手に動き出したのです。

正直な感想は、「え?」と言う感じです。しかし、頭の中はわりと冷静で「心のどこかで動いた方がおもしろいと思ってるから、無意識に動かしてしまっているのでは…?」と自己分析していました。

両手が勝手に近づく

次は、両手が勝手に近づくという催眠術をかけられました。胸の前に手を出し、手首から先をだらーんと脱力させます。両手の間をこぶし3つ分くらい空けると、お化けのようなポーズになります。この状態でパチンと指を鳴らされ、「手がだんだん近づきますよ」「ゆーっくり、ゆっくり近づきますよ」と言われると、手が少しだけ暖かくなり、内側にゆっくり引っ張られる感覚がありました。

自分の意思に反して手が引き寄せあうので、思わず笑ってしまうと、引き寄せあう力は弱まりました。何か意思を持ったり、「わたしは今笑ってるな」と客観的に自分をとらえると、引っ張られる力は弱くなるようです。最終的に両手はくっつかず、少し近づくだけで終わりました。

体が勝手に後ろに倒れる

最も驚いた体験がこちらです。立ち上がって、催眠術師の前に立ちます。「指をならすと後ろに倒れますよ」と言われ、一度練習として後ろに倒れて、頭を支えて元の姿勢に戻してもらいました。倒れてもちゃんと支えてもらえるのだ、と体が理解していないと、本能的に倒れることを拒否するので、催眠術にはかからなくなるそうです。

では本番ということで、指をパチンとならされると、両肩が後ろに引っ張られる感覚がありました。足はしっかり踏ん張っているのに、体が後ろに傾きます。

いよいよ怖くなってきたのと、なんだか妙に興奮して、「わー」「なんで?」「ん?!」と声を出しながら、後ろに倒れました。かけられた催眠術の中で、これが一番動かされた感覚があります。

椅子から立ち上がれなくなる

椅子に座って目を閉じ、家でリラックスしているような感覚で全身の力を抜きます。そこから、催眠術師に以下のような話をされ、その通りに想像するように指示されました。

「あなたは大きなビルの廊下を歩いています。正面にはエレベーターがあります。エレベーターの前に立つと、ドアが開きました。中に乗り込みます。ここは30階です。これから下に降りていきますが、だんだん夢の中のようなぼんやりした気持ちいい気分になります。

ドアが閉まり、下のボタンを押します。ゆっくり、エレベーターが降りていきます。29階、28階、27階…だんだん体がリラックスして、下に沈んで、気持ちよくなります。26階、25階、24階…降りていくごとに、頭の中が真っ白になってきました。気持ちいい、脱力した感じです。23階、22階…(中略)…3階、2階、1階につきました。

もう頭の中は真っ白です。これからエレベーターのドアが開きますが、開いたらそこは一面真っ白です」

この段階で、かなりふわふわと気持ちよく、体が下に沈んでいくような感覚がありました。ただ、頭の中が真っ白になっているところを想像しながらも、ものすごく冷静に「あ、これ本当に立てなくなるかも。どうしよう」と思っていました。

「今から指を鳴らすと、まず目だけ開けます。目は開きますが、ふわふわと気持ちいい気分のままで、立とうとしても立てません。体に力が入らなくて、絶対に立てません」と催眠術師に言われ、パチンと指を鳴らされました。

ぼんやり目を開けると、「立ってください」と言われたので、少し拳に力を入れて立ち上がりました。ちょっと体がだるい感じもしましたが、ふつうに立ち上がれました。催眠術師はがっかりして「かかりませんでしたね」と苦笑い。ここで催眠術は終了しました。

無意識であれば催眠術は十分かかる!

実際にやってみて感じたのは、無意識になっていればある程度の催眠術(意識していない体の反応なのかもしれませんが)はかかる可能性があるということです。ただし、冷静になったり、別のことを考えると一気にかからなくなるようです。それゆえ、急に踊りだすとか、自分のことを犬だと思ってワンワン鳴くといったテレビで見かけるかなり深い催眠術は、やはりヤラセではないかという疑念は晴れないままでした。

(取材・文/しらべぇ編集部・河津愛美 http://sirabee.com/author/manami_kawazu/ )

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