【ルーツはロリコン】顔文字はどう発展したのか?その意外な歴史とは?

しらべぇ / 2014年11月26日 7時0分

メールを彩るのは、顔文字の存在だ。しかし、一体、この顔文字は、いつどのように誕生したのか?という疑問に答えられる人は少ないだろう。

■アイデアを最初に提案した人は「ロリコン」という言葉を作った人?

顔文字のアイデアは、著書『ロリータ』が「ロリータ」や「ロリコン」の語源となった作家・ウラジーミル・ナボコフ氏が1969年4月にインタビューで提案したのが最初と言われている。彼は、「笑顔を表す活字があれば良いですね。丸括弧を下側に向けたようなマークのものがあれば、あなたの質問にもそのマークで答えているでしょう」と述べている。

確かに彼が出したアイデアは、まさに「顔文字」そのもの。ナボコフ氏は顔文字のようなコミュニケーションツールを求めていたのだ。しかし、それが誕生するまでには時間が掛かった。

■世界で最初に投稿された顔文字は、「:-)」

電子メールや電子掲示板で用いられている顔文字には「欧米式」と「日本式」のものがあるが、最初に誕生したのは、右に倒して見ることによって笑顔の形に見える欧米式のもの。1982年9月19日に生まれたという。当時、ペンシルバニア州カーネギーメロン大学の情報工学教授だったスコット・フォールマン氏が考案し、大学の電子掲示板に投稿したのがそもそもの始まりのようだ。

そこに投稿された最初の顔文字は、「:-)」。フォールマン氏の顔文字の提案はすぐにカーネギーメロン大学で掲示板の中で流行し、次第に他の掲示板でも使われるようになった。そして、他のいくつかの大学や研究機関に広がっていったのだ。

では、日本式の顔文字はどのように誕生したのだろうか。日本式の顔文字でも最も古いものは、「アスキーネット」の障害者関連掲示板の管理人で聴覚障害者である若林泰志氏が1986年に考案した(^_^)だと言われている。 これも、電子掲示板で使用されたのが最初。最初はサインの変わりに用いていたようだが、次第に他のユーザーがバリエーションを増やしていき、顔文字は感情を示す道具となった。

顔文字は掲示板を元として誕生し、ユーザー達がさまざまにバリエーションを増やしていくことで発展していった文化といえるだろう。

■コミュニーションツールとして発展していった顔文字

絵文字やスタンプが流行している現在でも、その勢いは留まることを知らない。これからどう顔文字は発展していくのだろうか。その新しい変化を巻き起こすのはアナタかもしれない。

参考文献
・Katie Hafner: “Happy Birthday :-) to You : A Smiley Face Turns 20″, The New York Times, 2002年9月19日
・NHK “ 絵文字の謎~ IT 時代・変わるコミュニケーション”,クローズアップ現代,2002年1月24日.

(文/しらべぇ編集部・アサトー http://sirabee.com/author/asato/ )

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