【銀座いぶし銀の一杯】本物を知る男の街の「本質を知るラーメン」とは?

しらべぇ / 2014年11月22日 13時0分

銀座というと何を想像するだろうか。デパート? 映画館? 時計台やライオン像? 近年はファストファッションブランドの大型店舗がオープンしたり、アジア諸国からの観光客が増えたりと、その様相は変化しているが、古くからこの街は、「本質を知る男の集う場所」というその矜持を変えていないと筆者は感じる。

酒の飲み方を教えてくれる、いぶし銀のバーテンが居るバー。いくつもの世界の裏側をみてきた高級クラブ。文豪が通った老舗の洋食屋。そのすべてに鍛えられて男は本物になり、そしてまた銀座という街の文化が受け継がれていく。

見せかけの華美さではなく、本質。銀座、という言葉のもつ、どこかしらの高級感は、そういった男たちが築いてきたものだろうと思う。

そんな銀座に、やはり「本質を知るラーメン」店が存在する。それが今回ご紹介する『伊藤 銀座店』だ。東銀座の裏通り、洒落たビストロの隣のビルの地下に、ひっそりとあるこの店。カウンターとテーブルがいくつか、という小さく、明かりもどこか薄暗い。余計な装飾はいらない、と言わんばかりのこの店のラーメンがこちら。

ラーメンの本質。それは、言わずもがな、スープと麺だ。それ以外の具は無くとも成立するが、スープと麺を欠いては、そもそもラーメンというものではなくなってしまう。この一杯はそれを教えてくれるかの様だ。

しらべぇ1120ラーメン銀座2

黄金色のスープは、煮干しと鶏。これもベーシックな素材ではあるが、絶妙なバランスだ。店名にもなっている自家製麺だが、一口めは、硬すぎる、と感じるかもしれない。だが、そっと歯をあてて、ゆっくりと上下から押していくと、パツン、と切れる最後まで、弾力を感じることがわかるはずだ。ただの固ゆでや、火が通ってないわけではない。

そして、このスープと麺が、どちらも主張しすぎずまとまっている。スリー・ピースを着こなしても嫌味にならない大人の姿だ。

しらべぇ1120ラーメン銀座3

格式ばるばかりではなく、大人の男にはちょっとした遊びも必要だ。このメニュー。ごろごろと肉塊が乗る姿、どう見てもチャーシュー丼だが、名前は「卵かけご飯」なのだ。軽い食事と思っていたら、プレゼントを用意されていたデートの様に、男にはサプライズを演出する力も必要なのだ。

日々の仕事と家の往復だけでなく、男には自分磨きの時間も必要。本質を知りたくなった時、銀座のこの店で、真剣に一杯の丼と向い合ってみるのはいかがだろうか。食べ終わった後、あなたの男ぶりが、一段上がっているかもしれない。

住所:東京都中央区銀座6-12-2 東京銀座ビルディング B1F
11:00~20:00 無休

(文/しらべぇラーメン取材班・ドラゴン=サン http://sirabee.com/author/dragon_san/ )

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