羊プラセンタの特徴と効果

スキンケア大学 / 2017年6月20日 8時15分

羊プラセンタは人間の身体に馴染みやすい

羊プラセンタは、羊由来のプラセンタです。現在日本国内で流通しているプラセンタは豚プラセンタと馬プラセンタが大半のため、あまり馴染みがないかもしれません。

しかし北米やヨーロッパでは羊プラセンタも人気です。また、中国では古くから羊プラセンタが利用されてきたという記録もあります。これらのことから分かるように、美容効果としては決して豚プラセンタや馬プラセンタに劣るものではありません。

羊プラセンタの最大の特徴は、人間のものと似ているという点です。特にアミノ酸の組成が類似していますので、身体に馴染みやすく肌へ浸透しやすいというメリットがあります。シミやシワなどへの効果が出やすいと言われており、発疹などのような免疫反応も起こりにくいので安心です。

雄大な自然の中で育った羊が使われている

羊は免疫力が高く、病気にかかりにくい動物です。そのため豚のように生育の途中でワクチンや薬剤を投与されることもあまりないので、途中段階の処理が少なくて済み、純度の高いプラセンタを得ることができます。

そしてプラセンタに利用される羊は、ニュージーランド産やスイス産のものが大半です。プラセンタの品質は生育環境と大きな関わりがありますが、プラセンタ用の羊は徹底管理された牧場で悠然と育つため、ストレスのない環境で良質な飼料を食べて育った羊の胎盤には、充分な栄養が備わっています。

羊プラセンタがあまりメジャーではない理由

これだけ優れているとされる羊プラセンタなのに、何故、日本では豚プラセンタや馬プラセンタばかりが利用されているのでしょうか?

それは日本政府からのお達しで、羊由来の原料の使用に制限がかかっているためです。羊には、スクレイピーという伝染病があります。人間には感染しないものなのであまり心配は要らないのですが、牛でいう狂牛病(BSE)に似た病気であるため、万一のことを考えて使用に慎重となっているのです。神経質すぎるようにも見えるかもしれませんが、多くの国民の命を預かる政府としては妥当な対応だと言えるでしょう。

実は数十年前までは、プラセンタは牛由来のものが多く使われていました。ところが狂牛病問題の後、牛プラセンタが使えなくなったため豚プラセンタが主流になったという歴史があります。この際に、羊や鹿や山羊といった牛に近い動物のプラセンタもまとめて制限がかかったというわけです。

そのため日本では食品や化粧品に使える羊の原産国が限られており、どうしても流通量は少なくなってしまいます。手軽に手に入れられる豚や馬のプラセンタの方がメジャーとなるのは仕方のないことです。

(この記事の監修:​ ソノクリニック 大阪院 院長 / 薗雅宏 先生)

スキンケア大学

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング