EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)とは?

スキンケア大学 / 2017年3月20日 20時10分

肌細胞を活性化させるEGF

EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)は、お肌の表面(上皮)にある細胞の成長と調節に重要な役割をする53個のアミノ酸と3つの分子内結合で形成されるタンパク質で、アメリカの生化学者スタンリー・コーエン博士が1962年に発見しました。人が本来持っているタンパク質で、人の唾液や母乳などにも多く含まれています。

このEGFは、もともとは火傷や創傷などを負ったお肌の皮膚再生医療、皮膚移植、角膜切開による傷の回復促進として研究されていた成分です。お肌の上皮(皮膚・粘膜など)の細胞にある上皮成長因子受容体(EGFR)と結びついてチロシンキナーゼを活性化して、新しい細胞をつくったり増やしたり、また正常に働くために調節する作用があります。

EGFの美容効果

EGFは、お肌を若々しく保つ「人成長ホルモン」を活性化して、シミやくすみ、たるみなどの肌トラブルを改善して健康的な肌へと導きます。具体的には、次のような効果があると言われています。

  • お肌の表面(上皮)の細胞を活性化して、新しい細胞を増産・成長させてシワを予防・改善します。
  • お肌の表面(上皮)の細胞の再生機能を助け、創傷などの回復を助け傷跡の再生を早めます。
  • お肌の表面(上皮)の細胞機能を正常化することで、ニキビや吹き出物などの肌トラブルの抑制作用があります。
  • お肌の新陳代謝(ターンオーバー)を活性化して、健康な角質を作ることで色素沈着を抑制し、シミやくすみを改善します。
  • お肌の乾燥トラブルを改善して、キメを整え健康的で滑らかな肌へと導きます。

化粧品の成分表示には、「ヒトオリゴペプチド-1」というEGFの正式名称が記されています。なお、この正式名称ヒトオリゴペプチド-1の表記で厚生労働省が2005年に化粧品への配合を認可しました。

ちなみにEGFを過剰に摂取して上皮成長因子受容体(EGFR)と結合しきれない場合は、その分だけ体外に排出されてしまいます。ですから化粧品に配合されているヒトオリゴペプチド-1の量は、多ければ多いほど効果が高いということはありません。

(この記事の監修: メディカルプラスクリニック新宿 院長 / 林和弘 先生)

スキンケア大学

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