斉藤光毅「結果を残さないと同世代の人たちは…」…17歳のアタッカーが見据える世界との戦い

サッカーキング / 2019年4月23日 12時10分

 見据える先には“世界”が待ち受けている。5月にポーランドでU-20ワールドカップが開幕する。斉藤は「メンバー当確」と目されているが、現在の代表チームでは“ジョーカー”として起用がメインとなっている。

 一部で噂されるように、仮に久保が同時期に開催されるコパ・アメリカに招集された場合、彼は安部裕葵(鹿島アントラーズ)や藤本寛也(東京ヴェルディ)、宮代大聖(川崎フロンターレ)らとともに、攻撃陣を牽引していかなければならなくなる。17歳ながら背負うものは非常に大きいのだ。

◆ポテンシャルへの期待を表す大先輩たちの助言

 来る大一番を前に、斉藤は「自分のサッカーキャリアの中でU-20ワールドカップが大きいものになるように結果を残したい」と意気込みを語った。2017年大会で活躍した堂安律(フローニンゲン)は、欧州への移籍を実現し、20歳でA代表に定着した。世界各国のスカウトが押し寄せるアンダーカテゴリーの国際大会は、その後のキャリアに大きな影響を及ぼす可能性がある。

 かつて、Jリーグから海外へ移籍し、日本代表として活躍した松井大輔は「光毅に一番必要なのは、試合経験を積み重ねること。今はカズさん(三浦知良)や自分みたいな先輩、イバやレアンドロ・ドミンゲスみたいな外国人選手と一緒にやるのがすごく大事。18~19歳になった時にJ1とか上のレベルに行くのもいいことだと思います。そこでまた悩むかもしれないけど、うまく乗り越えて行ってほしいですね」と、経験の重要性を語った。若いスターが順調に飛躍し、日本代表の主力へ上り詰めた例が過去には少ないだけに、彼には勢いに乗り始めた今を大事にしつつ、結果を残し続けてほしい。

「17歳で若いとか、試合に出ているだけでは何の意味もない。今日のゴールのように数字に残る活躍をしたかどうかが全て。今日の斉藤くんは本当に素晴らしい得点を決めた。そこに注目してほしいと僕は思います」

 これは、対戦相手・千葉のベテランFW佐藤寿人の試合後のコメントだ。Jリーグ通算得点で2位の記録を持つ男は、17歳の活躍を目の当たりにして、厳しくも愛のある言葉を口にした。大先輩たちが期待を寄せるのも、『斉藤光毅』という未完の大器が秘める大きなポテンシャルを感じているからに他ならない。

 果たして、この若武者がどのようなステップアップを遂げるのか。まずはポーランドでのブレイクを楽しみに待ちたい。

文=元川悦子

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