U20の「世界2位」に高まる期待…逸材ひしめく韓国代表の“黄金世代”

サッカーキング / 2019年6月18日 20時15分

 決勝戦の結果を見る限り、ウクライナの実力のほうが一枚上手だったのは、試合内容を見ても明らかだった。そもそも20歳以下の韓国代表は、好成績を期待されていなかった。それだけに今回の準優勝は韓国内では快挙として伝えられている。

「韓国、ウクライナに1-3の逆転で敗北“悔しいがよく戦った!”」(『news1』)

「ポーランドで新たな歴史を作ったU-20太極戦士たち、韓国サッカーの未来を照らす」(『ニュースピム』)

 韓国内ではこの試合をMBS、SBS、KBSのテレビ局3社が同時生中継しているが、『デイリーアン』によれば、合計視聴率が30.4%だったというのだから、いかに国民の関心が高かったのかがうかがえる。

今大会での韓国の快進撃を伝える際、もっとも話題になっていたのがバレンシア所属のイ・ガンインだった。それもそのはずだ。先輩たちを差し置いて、18歳ながらエースナンバーの背番号10を託され、実力通りに2ゴール4アシストを記録。アジア人として初めて大会MVP(ゴールデンボール)に輝いたからだ。

◆収穫はイ・ガンインを中心とした“黄金世代”の発掘

 イ・ガンインが注目を浴びる一方で、元韓国代表MFで、横浜F・マリノスや柏レイソルでもプレーしたユ・サンチョルもたびたびメディアに登場した。というのも、イ・ガンインが幼少期に出演した「ナララ(飛べ)、シュットリ」というテレビ番組で、ユ・サンチョルがコーチ役として指導していたこともあり、韓国が勝ち上がるたびにコメントを求められていた。そこでユ・サンチョルはこんな話をしている。

「彼を知る立場とはいえ、私が育てたわけではありませんから。イ・ガンインが努力してがんばった結果です。それに彼が最大限に能力を発揮できた理由は、隣にいるチームメイトががんばったからですよ」

 メンバーの顔触れを見ると今回招集された21人中、15人がKリーガーでそのほかは大学サッカー部と海外組で構成されていた。海外組にはイ・ガンインを筆頭に、ハンブルガーSVのGKチェ・ミンス、ディナモ・ザグレブのDFキム・ヒョヌ、オーストリアのリーフェリング所属のMFキム・ジョンミンがいたが、そのほとんどが所属チームでは中心選手ではない。ほとんどの選手がKリーガーということを考えると、もっと国内組が注目されてもいいのかもしれない。

 特にアルゼンチン戦と日本戦でゴールを決めたオ・セフンが所属する牙山ムグンファFCは2部のチームだ。彼は193センチの長身FWで空中戦を得意とするが、自ら切り込んで強烈なシュートも打つなど、相手の脅威となっていた。だが、代表での活躍がなければ、これだけ世間に注目を浴びることはなかったに等しい。

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