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ISSから撮影された“サハラの目” モーリタニアのリシャット構造

sorae.jp / 2023年6月16日 11時0分

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された美しい地球の画像を随時公開しています。そのなかからsorae編集部が選んだ画像をご紹介します。

ISSから撮影されたモーリタニアのリシャット構造 【▲ 国際宇宙ステーションから撮影されたモーリタニアのリシャット構造。日本時間2023年4月26日撮影(Credit: NASA)】

【▲ 国際宇宙ステーションから撮影されたモーリタニアのリシャット構造。日本時間2023年4月26日撮影(Credit: NASA)】

こちらは2023年4月26日(日本時間)にアフリカ上空(高度413km)で撮影された、モーリタニアの「リシャット構造(Richat Structure)」です。撮影当時のモーリタニアの時刻は12時14分でした。

「サハラの目(Eye of the Sahara)」とも呼ばれるリシャット構造は、ドーム状に隆起した大地が長年に渡る侵食作用を受けたことで形成されたと考えられている環状の地質構造です。直径は約50kmで、高さ100mほどの山が同心円状に連なっています。かつては衝突クレーターではないかと考えられたこともありましたが、クレーターとしては浅く、クレーターに特有の鉱物も見つからないことから、その可能性は否定されています。

【▲ 国際宇宙ステーションから撮影されたアフリカ大陸北西部の景色。日本時間2023年4月26日撮影(Credit: NASA)】

【▲ 国際宇宙ステーションから撮影されたアフリカ大陸北西部の景色。日本時間2023年4月26日撮影(Credit: NASA)】

こちらは、ほぼ同じ時刻に撮影されたワイドアングルの画像です。リシャット構造は画像の中央下に小さく写っており、アフリカ大陸の北西岸や大西洋に浮かぶカナリア諸島の島々も見えています。また、左側にはロシアの宇宙船「ソユーズMS-23」も写っています。

 

Source

Image Credit: NASA NASA - Gateway to Astronaut Photography of Earth

文/sorae編集部

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