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雲の中で輝きを放つ木星の雷 NASA木星探査機ジュノーが撮影

sorae.jp / 2023年6月23日 21時30分

こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」が捉えた木星の渦の一つです。Junoに搭載されている可視光カメラ「JunoCam」で日本時間2020年12月31日6時17分に取得したデータをもとに作成されたもので、撮影当時のJunoは木星の北緯78度付近の上空、雲頂から約3万2000kmを飛行していました。

【▲ 木星探査機Juno(ジュノー)の「JunoCam」で撮影された木星の雷の光。2020年12月31日に取得されたデータをもとに市民科学者のKevin M. Gillさんが作成(Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Kevin M. Gill © CC BY)】

【▲ 木星探査機Juno(ジュノー)の「JunoCam」で撮影された木星の雷の光。2020年12月31日に取得されたデータをもとに市民科学者のKevin M. Gillさんが作成(Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Kevin M. Gill © CC BY)】

渦には緑色に光っているように見える部分があります。NASAによると、これは木星の雲の中で発生した雷の光です。地球の雷は赤道付近で最も頻繁に発生しますが、木星の雷は極の近くで最も頻繁に発生するのだといいます。

関連:木星の大気では水とアンモニアが高高度の雷や降り注ぐ雹をもたらす(2020年8月7日)

画像を作成したのは市民科学者のKevin M. Gillさんです。GillさんはこれまでにもJunoCamのデータをもとに様々な画像を作成・公開しており、今回はJunoによる31回目の木星フライバイ(近接通過)「PJ31(Perijove 31)」で取得されたデータが使われています。

関連:木星の北半球で渦巻く嵐と高高度の雲、NASA探査機「ジュノー」が撮影(2022年1月6日)

木星の雷の光を捉えたJunoCamの画像は、NASAやサウスウエスト研究所(SwRI)が2023年6月15日付で紹介しています。

 

Source

Image Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Kevin M. Gill © CC BY NASA - NASA’s Juno Mission Captures Lightning On Jupiter NASA/JPL - PIA25020: NASA's Juno Mission Captures Lightning On Jupiter SwRI - NASA’s Juno Mission Captures Lightning On Jupiter

文/sorae編集部

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