ゆるやかに渦巻く南天の銀河「NGC 1385」 ハッブル宇宙望遠鏡で撮影
sorae.jp / 2023年11月15日 20時35分
こちらは「ろ座(炉座)」の方向約3000万光年先の棒渦巻銀河「NGC 1385」です。棒渦巻銀河とは中心部分に棒状の構造が存在する渦巻銀河のことで、渦巻銀河全体の約3分の2は中心に棒状構造があるとされています。
NGC 1385の渦巻腕(渦状腕)はあまり明瞭ではなく、明るい中心部分をゆるく取り巻いています。その上には赤茶色をした塵の豊富なフィラメント(ひも状の構造)が網をかけたように広がっています。
この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータ(近紫外線・可視光線・近赤外線のフィルターを使用)をもとに作成され、欧州宇宙機関(ESA)から“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として2023年11月13日付で公開されました。
ちなみに、ESAは2021年8月にも“今週の画像”としてNGC 1385を取り上げていますが、今回は作成時に新たなデータ(励起した水素原子や電離窒素から放出される波長657nm付近の光を捉えたもの)を追加した上で配色も変更されており、前回とは異なる印象を受ける画像に仕上げられています。
関連記事:南天で輝くゆるやかに渦巻いた銀河、ハッブルが撮影した「NGC 1385」(2021年8月16日)
Source
ESA/Hubble - Same galaxy, different filters文/sorae編集部
この記事に関連するニュース
-
見事に横向き ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“へび座”の渦巻銀河「UGC 10043」
sorae.jp / 2024年11月20日 20時52分
-
溶け合うような“かみのけ座”の相互作用銀河 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月11日 21時13分
-
どこかに写っている超新星 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1672」
sorae.jp / 2024年11月6日 21時47分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 2021年と2023年に超新星が見つかった渦巻銀河「NGC 4414」
sorae.jp / 2024年11月2日 18時41分
-
じーっと見つめる目のような相互作用銀河 ハロウィンにあわせNASAやESAが紹介
sorae.jp / 2024年11月1日 16時58分
ランキング
-
1品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
2煙草を「のむ」ってわかりますか?古い注意書から気付かされた日本語の変化
よろず~ニュース / 2024年11月24日 12時10分
-
3ナッツを食べると認知症予防になるのか…理想は1日30g
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
-
4小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください