星形成領域に彩られたペルセウス座の渦巻銀河「NGC 1058」 ハワイの望遠鏡で撮影
sorae.jp / 2024年1月28日 9時11分
こちらは「ペルセウス座」の方向約3000万光年先の渦巻銀河「NGC 1058」です。地球に対しては正面を向けた位置関係にあり、明るい中心部分を取り囲む青い渦巻腕(渦状腕)や、活発な星形成活動が起きていることを示す赤い星形成領域が渦巻腕に沿うようにして分布している様子がよくわかります。
【▲ 渦巻銀河「NGC 1058」。ジェミニ天文台の「ジェミニ北望遠鏡」で撮影(Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA; Image processing: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF’s NOIRLab), J. Miller (Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab), M. Rodriguez (Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab) & M. Zamani (NSF’s NOIRLab))】画像を公開した米国科学財団(NSF)の国立光学・赤外天文学研究所(NOIRLab)によると、NGC 1058ではこの60年余りの間に「SN 1961V」「SN 1969L」「SN 2007gr」と呼ばれる3つの超新星が見つかっています。
1969年12月に見つかったSN 1969Lと2007年8月に見つかったSN 2007grは、どちらも太陽の8倍以上重い大質量の恒星が引き起こすタイプの爆発だったとみられています(それぞれII型とIb/Ic型)。一方、1961年12月に見つかったSN 1961Vは爆発の仕組みがまだ理解されておらず、謎に包まれているため、超新星爆発ではなかった可能性を指摘する研究者もいるといいます。
この画像はハワイのマウナケア山にあるジェミニ天文台の「ジェミニ北望遠鏡」で取得した観測データをもとに作成されたもので、NOIRLabの“今週の画像”として2024年1月17日付で公開されています。
Source
NOIRLab - Hidden Among Supernovae文/sorae編集部
この記事に関連するニュース
-
どこかに写っている超新星 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1672」
sorae.jp / 2024年11月6日 21時47分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 2021年と2023年に超新星が見つかった渦巻銀河「NGC 4414」
sorae.jp / 2024年11月2日 18時41分
-
じーっと見つめる目のような相互作用銀河 ハロウィンにあわせNASAやESAが紹介
sorae.jp / 2024年11月1日 16時58分
-
ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した小マゼラン雲の散開星団「NGC 602」
sorae.jp / 2024年10月28日 20時57分
-
ハワイの望遠鏡で撮影された“ペルセウス座”の楕円銀河「NGC 1270」
sorae.jp / 2024年10月27日 20時33分
ランキング
-
1「茨城県警察」本気でオタ芸を打ってみた “キレッキレ”動画にSNS「最高!!」「すばらしい」「腹筋壊れるw」
オトナンサー / 2024年11月23日 19時10分
-
2「既婚者よりも経済的に余裕がある」だけじゃない…末期がんの医療ジャーナリスト(59歳)だから気づけた「独身がん患者」のメリット・デメリット
文春オンライン / 2024年11月24日 6時10分
-
3「70歳代おひとりさま」の平均貯蓄額はいくら?
オールアバウト / 2024年11月23日 19時30分
-
4小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
5ワークマンさん最高…!「1280円ルームシューズ」で足首までぽっかぽか&気持ち良い〜
女子SPA! / 2024年11月23日 15時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください