集う星々 大マゼランの球状星団「NGC 2005」 をハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年6月14日 21時8分
こちらは「かじき座(旗魚座)」の方向約16万2000光年先、天の川銀河の衛星銀河(伴銀河)のひとつ「大マゼラン雲」(Large Magellanic Cloud: LMC、大マゼラン銀河とも)にある球状星団「NGC 2005」です。
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で撮影された球状星団「NGC 2005」(Credit: ESA/Hubble & NASA, F. Niederhofer, L. Girardi)】球状星団とは数万~数百万個の恒星が球状に集まっている天体のことで、たとえば天の川銀河ではこれまでに約150個の球状星団が見つかっています。色とりどりの星々が密集して輝いている様子に美しさを感じる天体です。
この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope: HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータをもとに作成されています。画像の作成に使用されたハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 2005の観測データは、大マゼラン雲の星団を構成する星の性質や星団の固有運動を調査する研究などの一環として取得されました。
冒頭の画像は“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として、欧州宇宙機関(ESA)から2024年6月10日付で公開されています。
Source
ESA/Hubble – An ancient witness文・編集/sorae編集部
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