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柔らかに輝きを放つ輝線星雲「RCW 7」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

sorae.jp / 2024年6月19日 21時5分

こちらは「とも座(艫座・船尾座)」の方向約5300光年先の輝線星雲「RCW 7」です。輝線星雲は若い大質量星から放射された紫外線によって電離した水素ガスが光を放っている星雲で、HII(エイチツー)領域とも呼ばれています。水素ガスが放つ光によって、画像のRCW 7は柔らかなピンク色に輝いて見えます。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で撮影された輝線星雲「RCW 7」(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Tan (Chalmers University & University of Virginia), R. Fedriani (Institute for Astrophysics of Andalusia))】【▲ ハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で撮影された輝線星雲「RCW 7」(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Tan (Chalmers University & University of Virginia), R. Fedriani (Institute for Astrophysics of Andalusia))】

この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope: HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータをもとに作成されました。HII領域はガスと塵(ダスト)を材料に星が形成される星形成領域でもあり、新たな星が誕生する現場であることから“星のゆりかご”と呼ばれることもあります。画像の作成に使用されたRCW 7の観測データは、ガスと塵からなる分子雲にまだ囲まれている大質量原始星の連星「IRAS 07299-1651」を調査するためにハッブル宇宙望遠鏡を使って取得されました。

冒頭の画像は“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として、欧州宇宙機関(ESA)から2024年6月17日付で公開されています。

 

Source

ESA/Hubble – A transformation in progress

文・編集/sorae編集部

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