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まるでリングのような腕 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したペルセウス座の棒渦巻銀河

sorae.jp / 2024年8月13日 21時10分

こちらは「ペルセウス座」にある約3億2000万光年先の棒渦巻銀河「MCG+07-07-072」です。MCG+07-07-072は「ペルセウス座銀河団(Perseus Cluster)」、別名「エイベル426(Abell 426)」を構成する銀河の1つです。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で撮影された棒渦巻銀河「MCG+07-07-072」(Credit: ESA/Hubble & NASA, I. Chilingarian)】【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で撮影された棒渦巻銀河「MCG+07-07-072」(Credit: ESA/Hubble & NASA, I. Chilingarian)】

棒渦巻銀河は中心部分に棒状の構造が存在する渦巻銀河で、渦巻銀河全体の約3分の2は中心に棒状構造を持つとされています。MCG+07-07-072では棒状構造の両端から伸びた2本の渦巻腕(渦状腕)がきつく巻き付き、まるで1つのリングを形作っているかのように見えます。

この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope: HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」で2023年2月に取得したデータを使って作成されています。ハッブル宇宙望遠鏡によるMCG+07-07-072の観測は、様々な銀河の中心に存在するとされる超大質量ブラックホール(超巨大ブラックホール)の起源に関する手がかりを得るべく、比較的軽量な超大質量ブラックホール(100万太陽質量未満)を観測する取り組みの一環として提案・実施されました。

冒頭の画像は“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として欧州宇宙機関(ESA)から2024年8月12日付で公開されています。

 

Source

ESA/Hubble - Rings and things

文・編集/sorae編集部

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