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NASA有人宇宙飛行ミッション「Crew-9」のクルードラゴン宇宙船がISSに到着

sorae.jp / 2024年9月30日 17時22分

日本時間2024年9月30日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の有人宇宙飛行ミッション「Crew-9(クルー9)」の2名を乗せたSpaceX(スペースX)の「Crew Dragon(クルードラゴン)」宇宙船が国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。

日本時間2024年9月29日2時17分にアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターから「Falcon 9(ファルコン9)」ロケットで打ち上げられたCrew Dragon宇宙船は、地球を周回しつつ1日ほどかけて高度を上昇させた後、日本時間2024年9月30日6時30分にISSの「Harmony(ハーモニー)」モジュールの前方へドッキングすることに成功しました。

Crew-9の打ち上げ時のクルーはコマンダーを務めるNASAのNick Hague宇宙飛行士とミッションスペシャリストを務めるRoscosmos(ロスコスモス)のAleksandr Gorbunov宇宙飛行士です。ドッキングしたCrew Dragon宇宙船とISS船内を隔てるハッチは日本時間同日8時4分に開放され、2名はISSに乗船。現在ISSに滞在している第72次長期滞在クルーの9名と合流しました。Hague宇宙飛行士とGorbunov宇宙飛行士は2025年2月までISSに滞在し、2024年6月から滞在しているNASAのBarry Wilmore宇宙飛行士とSunita Williams宇宙飛行士を加えた4名で地球に帰還する予定です。

なお、Crew-9にはもともとHague宇宙飛行士とGorbunov宇宙飛行士の他にNASAのZena Cardman宇宙飛行士とStephanie Wilson宇宙飛行士が割り当てられていましたが、ボーイングの新型宇宙船「Starliner(スターライナー)」による有人宇宙飛行ミッション「Crew Flight Test(CFT)」の一環としてISSに到着したWilmore宇宙飛行士とWilliams宇宙飛行士を帰還させるために割り当てが変更されました。Starliner宇宙船は大気圏再突入前に投棄されるサービスモジュールに組み込まれている姿勢制御システム(RCS)で問題が確認されていたため、3週間ほど前の日本時間2024年9月7日にクルーを乗せない無人の状態で地球に帰還しています。【最終更新:2024年9月30日11時台】

国際宇宙ステーション(ISS)に接近するCrew-9ミッションのCrew Dragon(クルードラゴン)宇宙船【▲ 国際宇宙ステーション(ISS)に接近するCrew-9ミッションのCrew Dragon(クルードラゴン)宇宙船(Credit: NASA)】 国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしたCrew-9ミッションのCrew Dragon(クルードラゴン)宇宙船【▲ 国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしたCrew-9ミッションのCrew Dragon(クルードラゴン)宇宙船(Credit: NASA)】 国際宇宙ステーション(ISS)到着後のウェルカムセレモニーで集まったCrew-9の打ち上げ時の2名と長期滞在中の9名、合計11名のクルー【▲ 国際宇宙ステーション(ISS)到着後のウェルカムセレモニーで集まったCrew-9の打ち上げ時の2名と長期滞在中の9名、合計11名のクルー(Credit: NASA)】

 

Source

NASA - Space Station (NASA Blogs)

文・編集/sorae編集部

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