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花のような美しさの楕円銀河「NGC 474」 すばる望遠鏡が撮影

sorae.jp / 2025年1月11日 22時8分

こちらは「うお座(魚座)」の方向約1億光年先の楕円銀河「NGC 474」です。楕円銀河といえば一般的に渦巻腕(渦状腕)のような目立つ構造がみられない銀河ですが、NGC 474は幾重ものシェル(殻)構造や、細長く伸びた尾のような構造が同心円状に広がっていることがわかります。

国立天文台すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「HSC」で撮影された楕円銀河「NGC 474」(Credit: 国立天文台)【▲ 国立天文台すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「HSC」で撮影された楕円銀河「NGC 474」(Credit: 国立天文台)】 花のような楕円銀河の姿は矮小銀河との衝突で生み出されたか

画像を公開した国立天文台(NAOJ)によると、NGC 474の外見を特徴付けているこうした構造は、観測されている状態から数億年前に矮小銀河と衝突・合体したことで形成されたと考えられています。

冒頭の画像は国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」に設置されている超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(HSC、ハイパー・シュプリーム・カム)」を使って撮影されたもので、国立天文台から2025年1月2日付で公開されています。

宇宙の偶然が生んだ光景:NGC 4496の双子銀河(2025年1月2日) すばる望遠鏡が撮影 3重のリング構造を持つ“みずがめ座”の銀河(2024年11月21日)

 

Source

NAOJ - 衝突銀河 NGC 474

文・編集/sorae編集部

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