火星生命発見なるか。新探査車「Mars 2020」のアトラスVロケットでの打ち上げ決定
sorae.jp / 2016年9月1日 14時26分
現在火星で探査活動を続けている探査車「キュリオシティ」。その後継機となるべく発表されたのが新型の火星探査車「Mars 2020」なのですが、そのMars 2020がユナイテッド・ローンチ・アライアンスの「アトラスV」ロケットによって打ち上げられることが正式に決定されました。
NASAの発表によれば、Mars 2020は2020年の7月に火星へ向けて打ち上げられます。打ち上げはフロリダのケープ・カナベラル空軍基地から。そしてMars 2020は2021年2月に火星に到達し、土壌を採掘したりさまざまな観測機器を利用して火星から「生命の存在した痕跡」を探すのです。
さらに楽しみなことに、Mars 2020では採取したサンプルの将来的な地球への持ち帰りも予定されています。これまでも月や、小惑星探査機「はやぶさ」などが地球以外の天体からサンプルを持ち帰っていますが、火星からのサンプルリターンはこれが初めて。地上でサンプルを詳細に分析することにより、さらに火星の姿が詳細にわかることでしょう。
またこのように後継機となるMars 2020の派遣が決定されましたが、キュリオシティも今後は稼働できるかぎり活動を続けます。Mars 2020の打ち上げ予想コストは2億4300万ドル(約250億円)ですが、きっと派遣された後は私達の火星に対する理解をより深める助けとなってくれることでしょう。
Image Credit: NASA
■NASA Just Gave ULA the Launch Contract for Mars 2020
https://www.inverse.com/article/20241-nasa-gives-launch-contract-for-mars-2020-rover-ula?utm_source=rss&utm_medium=rss
この記事に関連するニュース
-
あけおめ!? 2024年11月12日から火星の新しい1年が始まる
sorae.jp / 2024年11月12日 21時0分
-
光合成をする微生物が火星表面下の“水たまり”で生存できる可能性 最新の研究が示唆
sorae.jp / 2024年11月2日 22時33分
-
ULAの新型ロケット「ヴァルカン」、不屈の飛翔 - ブースターが破損するも打ち上げには成功
マイナビニュース / 2024年10月22日 15時42分
-
ULA、新型ロケット「ヴァルカン」2号機で起きたSRBの異常の原因を調査中
sorae.jp / 2024年10月16日 17時13分
-
スペースX、NASAの無人探査機「エウロパ・クリッパー」を打ち上げ
sorae.jp / 2024年10月15日 10時55分
ランキング
-
150代になったら要注意「足を守る」正しい歩き方 人間の足は50年で「耐用年数」を過ぎるという
東洋経済オンライン / 2024年11月13日 7時20分
-
2ただのペンだと思った?実は「6つの工具機能」を搭載したマルチツールなんです!
&GP / 2024年11月13日 6時30分
-
3死亡した人の預金、「口座凍結される前」に引き出しても大丈夫?【司法書士が回答】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月13日 12時0分
-
4凋落の維新は全国政党から撤退か…吉村府知事“新代表一択”でささやかれる「大阪引きこもり」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
-
5ダニ媒介性脳炎は致死率が20%以上…アウトドア好きは知っておきたい
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください