成層圏を目指すソーラー発電飛行機「SolarStratos」 機体を一般公開
sorae.jp / 2016年12月9日 16時33分
現在さまざまな機関が宇宙旅行や研究を目的としたスペースプレーンを開発していますが、新たに機体が公開されたスペースプレーン「SolarStratos」はソーラー発電で高度2万5000メートルの成層圏を目指すという、なんともエコな計画です。
SolarStratosの翼長24.8mの翼には22平方メートルの太陽電池が搭載されており、これが20kWhのリチウムイオンバッテリーを充電しながらモーターを回します。モーターのパワーは32kWでプロペラの大きさは2.2m、また機体は長さ8.5mで重量が450kg。また24時間休むことなく推進し続けることができます。そしてSolarStratosの飛行プランとしては、2.5時間で目標高度に達し15分間の遊覧飛行を楽しむというのです。
プロジェクトの創立者かつパイロットのRaphaël Domjan氏は、「我々の目的は、現代の技術が化石燃料を超えるパフォーマンスを実現できると証明することです。2万5000mまで飛行できる我々の飛行機は、宇宙に近い場所での電気/ソーラー飛行機の可能性を大きく開くでしょう」と語っています。
2014年に始まったこのプロジェクトは現在開発フェーズの最中で、最初のタッチ・アンド・ゴー飛行は来年の1月に行われます。そしてテストが上手くいけば、年内にも高度を上げてのテストを、そして2018年には高度2万5000m上空を目指すのです。一気に地上100kmを目指す宇宙旅行もいいですが、こんなエコな飛行機でゆっくり地球を眺めてみたいものですね。
Image Credit: Zeppelin/SolarStratos
■Chocks away: Official debut for solar-powered space plane
http://newatlas.com/solarstratos-solar-plane-unveil/46828/?utm_source=rss&utm_medium=rss
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