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スペースX、ロケット打ち上げへFAAからゴーサイン 日程は1月9日以降に

sorae.jp / 2017年1月8日 10時17分

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とうとう最後のハードルもクリアです! FAA(連邦航空局)は1月6日、宇宙開発企業のスペースXにロケットの打ち上げ許可を発行しました。これにより、スペースXの4ヶ月ぶりとなるファルコン9の打ち上げは1月9日以降に実施される予定です。
 
昨年9月1日のロケット爆発事故以来、停滞していたスペースXによるロケットの打ち上げ。しかしスペースXは1月2日に事故原因の調査を完了し、またFAAもその内容を精査して今後の打ち上げを認めることになりました。スペースXはイリジウム・コミュニケーション社の人工衛星「Iridium NEXT」を10個、カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げる予定です。
 
なお、昨年のファルコン9の爆発原因はロケット2段目の液体酸素タンク内に浸された、「ヘリウム圧力容器(COPV)」によるものでした。この圧力容器が超低温にさらされることで内壁のアルミニウムと外壁の炭素繊維複合材に隙間ができ、そこに液体酸素が侵入(あるいは液体酸素の固体化)し、周囲の圧力によって炭素繊維複合材が破断/摩擦したことで点火し、爆発に繋がったと説明されています。
 
今回の打ち上げ許可では、2019年1月までの7回にわたるファルコン9によるイリジウム人工衛星の打ち上げが許可されています。また、スペースXお得意の「ロケット1段目のドローン船への着陸」も許可されており、今後はあの懐かしのロケット着陸がまた見られそうです。
 
なお1月2日の調査完了報告の段階では、スペースXはロケット打ち上げを1月8日に設定していました。しかし1月6日に、イリジウム社のスポークスマンは打ち上げが1月9日10時22分に延期されたと伝えています。ただし当日の天候は曇りから雨が予測されているので、もうすこし打ち上げは遅れるかもしれません。民間企業による宇宙開発という道を切り開いてきた同社のロケット打ち上げへの復帰が待たれますね。
 
Image Credit: SpaceX
■FAA grants license for SpaceX Falcon 9 return to flight
http://spacenews.com/faa-grants-license-for-spacex-falcon-9-return-to-flight/?utm_source=rss&utm_medium=rss
■SpaceX gets FAA launch approval, but takeoff postponed until Monday
http://www.cnbc.com/2017/01/06/spacex-gets-faa-launch-approval-but-takeoff-postponed-until-monday.html?utm_source=rss&utm_medium=rss

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