グーグル親会社、衛星画像事業「Terra Bella」をPlanet Labsに売却

sorae.jp / 2017年2月6日 9時42分

　
グーグル（の親会社のアルファベット）は、ビジネスの決断が早いことでも有名。そして同社は先週末、衛星画像事業「Terra Bella」をPlanet Labsに売却したと発表しました。なお、譲渡額は未公開となっています。
　
このTerra Bellaは以前はSkypboxとしても知られており、2014年に5億ドル（約560億円）でグーグルに買収されていました。Terra Bellaの売却には同部門の人工衛星「SkySat」7機も含まれており、さらに売却先のPlanet Labsは88機の人工衛星を2月14日にインドのPSLVロケットにて打ち上げる予定です。
　
2015年にグーグルは親会社のアルファベットを立ち上げ、実験的なプロジェクトを担当する「X（旧：X lab）」を独立させました。それ以来、完全自動運転車のプロジェクトを軌道修正したり、ドローンインターネット提供計画「Titan」が断念されたりと、大鉈が振るわれています。今回のTerra Bellaの売却もその一環だったのかもしれません。
　
なお、グーグルはPlanet Labsとの契約により今後も数年間はTerra Bellaの画像を購入し、利用し続けることができます。
　
Image Credit: Terra Bella
■Alphabet is selling its Terra Bella satellite imaging business
http://www.theverge.com/2017/2/3/14501302/alphabet-google-terra-bella-sale-satellite-imagery-planet?utm_source=rss&utm_medium=rss
■PLANET TO ACQUIRE TERRA BELLA FROM GOOGLE, SIGN MULTI-YEAR DATA CONTRACT
https://www.planet.com/pulse/planet-to-acquire-terra-bella-from-google/?utm_source=rss&utm_medium=rss