NASAが再発見! 消えたインドの月探査機「チャンドラヤーン1号」 現在も周回中
sorae.jp / 2017年3月14日 8時55分
宇宙空間に待ち構えているのは、寂しい別れだけではありません。ときに、思わぬ出会いもあります。2008年に打ち上げられ、故障で行方不明となっていたインドの月探査機「チャンドラヤーン1号」がNASAによって再発見されるという出来事が先日起きました。
チャンドラヤーン1号は月の水の存在を確認するために、さまざまなセンサーを搭載してPSLV-XLロケットによって2008年10月に打ち上げられました。そして無事に月の周回軌道に投入されましたのですが、2009年8月に通信が途絶され、その存在が確認できなくなっていたのです。
しかし2017年の3月9日、カリフォルニア州に設置されたNASAの70メートル級のアンテナ「DSS-14」と100メートル級アンテナ「グリーンバンク望遠鏡」によって、チャンドラヤーン1号が月の上空200kmを周回していることが発見されたと発表されたのです。同探査機は小さなクルマの半分程度と非常に小さかったことが、これまでその発見を妨げてきました。
この件に関し、インドで月探査計画を統括していたKrishnaswamy Kasturirangan氏は「失われた探査機が8年後に発見されたことは、素晴らしい偉業だ。インド初の月探査ミッションとして、とても誇りに思う」と語っています。
そして、インドの次回の月面探査計画「チャンドラヤーン2号」は2018年の打ち上げを予定。こちらは最後まで、ミッションを完結してくれることを期待しましょう。
Image Credit:ISRO
■NASA Rediscovers India’s Lost Chandrayaan-1. Here Is All You Should Know About India’s Lunar Probe
http://www.indiatimes.com/news/nasa-rediscovers-india-s-lost-chandrayaan-1-here-is-all-you-should-know-about-india-s-lunar-probe-273270.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
■Chandrayaan-I, ‘lost’ in Aug. 2009, now found by NASA
http://www.thehindu.com/sci-tech/science/nasa-spots-indias-chandrayaani-lost-since-2009/article17440914.ece?utm_source=rss&utm_medium=rss
この記事に関連するニュース
-
NASAとNOAAの静止気象衛星「GOES-U」打ち上げ成功 太陽の活動も観測
sorae.jp / 2024年7月13日 11時16分
-
中国の月探査機「嫦娥6号」が月の裏側で採取したサンプルは1935.3グラム
sorae.jp / 2024年6月29日 11時9分
-
ispace-U.S. 、スウェーデン宇宙公社と協力協定を締結2026年打ち上げ予定のミッション3において月面探査の通信用地上局を提供
PR TIMES / 2024年6月25日 12時15分
-
NASAが火星サンプルリターンミッションの手法研究で7社の企業を選定
sorae.jp / 2024年6月24日 17時5分
-
月の裏側に着陸した中国の月探査機「嫦娥6号」をアメリカの月周回衛星「LRO」が撮影
sorae.jp / 2024年6月20日 9時17分
ランキング
-
1「ユニクロ・GU・COSのTシャツ」全部買ってわかった“本当にコスパが高い傑作アイテム”
日刊SPA! / 2024年7月17日 18時37分
-
21日5分で二重アゴ&首のシワを解消!魔法の顔筋トレ「あごステップ」HOW TO
ハルメク365 / 2024年7月17日 22時50分
-
3去勢された「宦官」は長寿集団だった…女性の寿命が男性よりもずっと長い理由を科学的に解説する
プレジデントオンライン / 2024年7月18日 8時15分
-
4イケアのモバイルバッテリーに“発火恐れ” 製造不良で一部自主回収…… 海外では事故も発生
ねとらぼ / 2024年7月17日 20時10分
-
5なぜ?「N-BOX」新型登場でも10%以上の販売減 好敵「スペーシア」と異なる商品力の改め方
東洋経済オンライン / 2024年7月17日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください