1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 環境・自然・科学

巨大ブラックホールからの放出中に「星の形成」 海外チームが初観測

sorae.jp / 2017年4月4日 13時41分


 
ケンブリッジ大学の天文学者のRoberto Maiolino氏は、巨大なブラックホールからの粒子の放出「アウトフロー」の中で、幼い星が形成されている様子を初めて観測しました。
 
ブラックホールは一般に周囲の天体を飲み込んで破壊する活動が有名ですが、一方では超高速な粒子の放出「アウトフロー」も行っています。そしてこのアウトフローが、宇宙空間の物質形成の役割も担っているのです。
 
これまでアウトフローは星の形成に結びつくと考えられてきましたが、観測の難しさからそれを捉えた例はありませんでした。そこで研究チームは地球から6億光年離れた場所にある、2つの銀河が衝突している「IRAS F23128–5919」を超大型望遠鏡VLTを利用して観測。そして、実際に星の形成が観測されたのです。
 
今回観測された幼い星の年齢は数千万年未満。またアウトフローでは毎年太陽の質量の30倍もの星が形成されてると予測されています。
 
Image Credit: ESO/M. Kornmesser
■Stars Have Been Witnessed Forming in Black Hole Bursts for the First Time
http://www.sciencealert.com/scientists-have-witnessed-stars-forming-in-blasts-of-matter-from-a-black-hole-for-the-first-time?utm_source=rss&utm_medium=rss

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください