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地球サイズの系外惑星「GJ 1132b」に大気 水の存在の可能性も

sorae.jp / 2017年4月7日 9時19分


 
今年2月に39光年先で7つの地球サイズの惑星が発見されるなど、盛り上がりをみせる系外惑星の観察。そんななか、地球よりわずかに大きい系外惑星「GJ 1132b」で大気が観測されました。地球サイズの系外惑星で大気が観測されたのは、今回が初めてとなります。
 
矮星「GJ 1132」を周回するGJ 1132bは地球から39光年先に存在。半径は地球の1.4倍ほどで、質量は1.6倍ほど。実は2015年には岩石からなる金星に似た惑星として、科学者に観測されていました。そして今回、そこに分厚い大気が存在することが観測されたのです。
 
また観測に利用された波長の違いから、GJ 1132bの大気は水蒸気やメタンで構成されていることが予測されています。そのことから、もしかしたらこの惑星には海が存在しているかもしれません。またGJ 1132のような赤色矮星は地球のそばにも多く存在しているので、GJ 1132bのように大気を持つ系外惑星のさらなる発見が期待されています。
 
今後、科学者はこの惑星の大気が生物の存在に適しているのか、あるいは生命体の存在の証拠を探したいとしています。今後のハッブル宇宙望遠鏡や、2018年に打ち上げられるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡でのさらなる観測に期待したいですね。
 
Image Credit: MPIA
■Discovery! Atmosphere Spotted on Nearly Earth-Size Exoplanet in First
http://www.space.com/36368-atmosphere-found-on-nearly-earth-size-planet.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
■Atmosphere containing water detected around rocky exoplanet
https://www.newscientist.com/article/2127096-atmosphere-containing-water-detected-around-rocky-exoplanet/?utm_source=rss&utm_medium=rss

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