準天頂衛星「みちびき3号機」 H-IIAロケットで8月11日に打ち上げ

sorae.jp / 2017年6月15日 16時56分

　
JAXA（国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構）は2017年6月15日、「H-IIA」ロケット35号機（H-IIA・F35）による準天頂衛星「みちびき3号機」の打ち上げを8月11日に行なうと発表しました。打ち上げ場所は種子島宇宙センターの大型ロケット発射場で、予定時間帯は14時頃〜23時頃（日本標準時）、予備期間は8月12日〜9月30日が設定されています。
　
みちびきは測位衛星で、GPSを補完する役目を果たします。静止衛星1機と3機の衛星により「準天頂衛星システム（QZSS）」を構成。ビルの谷間など、これまでGPS信号が受信しにくかった場所でも正確な測位が可能になる予定です。
　
2010年には「みちびき初号機」が打ち上げられ、2017年に2号機から4号機までが打ち上げを予定。6月1日には2号機の打ち上げと衛星の軌道投入が無事行われました。また今回の打ち上げの中継でも、全国の小中学校による打ち上げカウントダウンが行われる予定です。
　
Image Credit: JAXA
■H-IIAロケット35号機による「みちびき3号機」（準天頂衛星システム静止軌道衛星）の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2017/06/20170615_h2af35_j.html