国産ロケット「MOMO」初号機、7月29日に打ち上げへ! 安価で柔軟な宇宙開発目標 インターステラテクノロジズ社
sorae.jp / 2017年7月6日 16時4分
北海道大樹町を拠点とするインターステラテクノロジズ株式会社は7月6日、記者会見にて観測ロケット「MOMO」初号機を2017年7月29日に打ち上げると発表しました。打ち上げ時間は午前10時20分〜12時30分で、予備日程は7月29日の午後3時45分〜午後5時と7月30日に複数設定。大樹町の特別見学会場「SKY HILLS」のチケット販売も行われます。
MOMOは全長8.5m、直径50cm、全体重量1150kg、推力1.2トンの液体ロケットで、高度100kmを超える宇宙空間にまで到達する「サウンディングロケット」に相当します。ベータ版のユーザーズガイドによれば20kgのペイロードの搭載が可能で、約4分間の微小重力環境での実験や高層大気の観測、赤外線・X線などによる宇宙観測、高加速度条件での技術試験、PR活動、エンタメなどの分野での利用が想定されています。
さらに、インターステラテクノロジズは将来的に人工衛星の打ち上げも計画しています。現在人工衛星を打ち上げている大型ロケットは打ち上げスケジュールが固定されており、また小さな人工衛星が乗り合わせて利用する場合には、自由に打ち上げ時期を選ぶことができません。しかしインターステラテクノロジズのMOMOのような小型ロケットなら、より柔軟で高頻度、さらには低コストな打ち上げが期待できるのです。
海外ではスペースX社だけでなく、さまざまな民間企業がロケットによる宇宙開発に乗り出しています。日本発の国産ロケット「MOMO」と、インターステラテクノロジズの今後に期待がかかります。
Image Credit: インターステラテクノロジズ株式会社, DMM.com
■インターステラテクノロジズ
http://www.istellartech.com/
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