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スペースX宇宙船は2018年2月に無人飛行、6月に有人飛行 同年にはボーイング製も NASAが計画公開

sorae.jp / 2017年7月25日 14時50分


 
当初の計画から遅れ、2018年以降に開始が予定されているスペースXとボーイングによる商業乗員輸送プログラム(CCP)。民間企業が開発した宇宙船でISSへと宇宙飛行士を輸送する夢のある計画ですが、NASAは現時点での最新スケジュールを公開しました。
 
2017年7月20日に公開された資料によると、まずスペースXの宇宙船「ドラゴン2(有人版ドラゴン)」は無人打ち上げを2018年2月に、そして有人打ち上げを2018年6月に予定しています。一方、ボーイングの宇宙船「CST-100 スターライナー」は無人打ち上げを2018年6月に、有人打ち上げを2018年8月に行うそうです。
 
現在は「CCtCap」の契約のもと進められている宇宙船開発ですが、もともとの計画では2017年末までに宇宙船のテストフライトを終え、宇宙飛行士輸送のための各種証明も取得しているはずでした。ただし国際宇宙ステーション(ISS)のプログラムマネージャーは「計画は大きく進展している」と語るなど、現在の状況はそう悪いものではないようです。
 
スペースXは先日、ドラゴン2の計画変更を発表し、エンジン噴出を利用した着陸技術「Propulsive Landing」の利用中止を示唆しました。現時点では、ドラゴン2はパラシュートで「柔らかい面(水上)」へと着陸する予定です。今後両社の宇宙船に初めて乗ることになる宇宙飛行士の選定など、ますます計画への注目は高まることでしょう。
 
Image Credit: SpaceX artist’s concept and Boeing
■NASA Unveils 2018 Launch Targets for Private Spaceships Built by Boeing, SpaceX
https://www.space.com/37593-nasa-boeing-spacex-2018-launch-targets.html

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