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月探査レース辞退のアストロボティックス、月着陸船「Peregrine」2019年打ち上げへ

sorae.jp / 2017年7月27日 15時20分


 
かつて日本チーム「HAKUTO」と志を共にしたアメリカチームが、独自に月を目指します。米アストロボティック社は、独自の月着陸船「Peregrine」を2019年に打ち上げることを発表しました。
 
Peregrineはユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「アストロV」ロケットに搭載され、月を目指します。初回の打ち上げでは約35kgのペイロードを搭載。すでにペイロードに関しては11個の契約を交わしているそうです。
 
さらに将来的には、265kgのペイロードを定期的に月に送り込むことを計画しているのです。米アストロボティック社のCEOのJohn Thornton氏は、「ULAのロケットを利用することで、アストロボティックスはペイロードを契約した顧客に自信をもってサービスを提供できる」と述べています。
 
なお、アストロボティックスはGoogleが支援する月探査レース「Google Lunar XPRIZE」に途中まで参加していました。日本チーム「HAKUTO」もアストロボティックスのランダーで月を目指す予定だったのですが、途中で同社が離脱。結局、インドの「チーム・インダス」のランダー/ローバーと共に、2017年末に「PSLV」ロケットで月へと打ち上げられる予定です。
 
Image Credit: Astrobotic
■Astrobotic’s Private Moon Lander Will Launch in 2019
https://www.space.com/37633-astrobotic-private-moon-rover-launching-2019.html
■Astrobotic and United Launch Alliance Announce Mission to the Moon
http://www.ulalaunch.com/astrobotic-and-ula-announce-moon-mission.aspx

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