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小型シャトル「ドリーム・チェイサー」、自由飛行に成功 宇宙ステーションへの補給目指す

sorae.jp / 2017年11月13日 17時42分


 
シエラ・ネヴァダ社が開発をすすめる、翼を持ち滑空できる有人宇宙船「ドリーム・チェイサー」。こちらがカリフォルニアのモハベ砂漠にて2017年11月11日(現地時間)、自由飛行によるクリティカルテストに成功しました。
 
無人機としてヘリコプター「コロンビア234-UT 」に保持されたドリーム・チェイサーは高度約3810メートルから投下。そして、エドワーズ空軍基地にスムーズに滑空し着陸したのです。今回のフリーフライトでは着陸時のパフォーマンスを検証するもので、飛行データの詳細も今後公開されるとしています。
 
ドリーム・チェイサーは全長9メートルの小型スペースシャトルのような形状をしており、また機能的にも宇宙往還機として宇宙と地上の行き来が可能です。打ち上げには「アトラスV」ロケットが使用予定。内部には約5.5トンのペイロードが搭載可能で、ISS(国際宇宙ステーション)への補給ミッションを目指しています。またこれに関し、シエラ・ネヴァダはNASAと「CRS-2」の契約の元、2024年までに最低6回の輸送ミッションを予定しているのです。
 
なお、CRS-2ではシエラ・ネヴァダだけでなくスペースX社やオービタルATK社も輸送ミッションを予定しています。さらに、シエラ・ネヴァダはドリーム・チェイサーの補給船版についても発表を行っています。
 
Image Credit: NASA/Carla Thomas
■Sierra Nevada’s Dream Chaser Space Plane Aces Free-Flight Drop Test
https://www.space.com/38756-dream-chaser-space-plane-free-flight-test.html
(文/塚本直樹)

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