宇宙ホテル「オーロラ・ステーション」計画 12日間で約10億円、オリオン・スパンが発表
sorae.jp / 2018年4月12日 5時19分
宇宙開発スタートアップ企業のオリオン・スパンは、宇宙ホテル「オーロラ・ステーション(Aurora Station)」の計画を発表しました。施設は2021年の打ち上げと2022年までの運用開始を予定しています。
オーロラ・ステーションは上空320kmの低軌道に設置され、無重力体験だけでなくWi-Fiや高速インターネット、VR(仮想現実)も利用できるんだとか。現在予定されている滞在費用は950万ドル(約10億円)と、2000万ドル〜4000万ドルが設定されていた以前の国際宇宙ステーションへの民間人の滞在費用よりも、かなりお安くなっています。
オーロラ・ステーションには2人のクルーと4人の顧客からなる6人の滞在が可能で、12日間を宇宙で過ごします。またステーションは90分で地球を1周し、1日平均で16回の日の出と日の入りも観察できます。さらに、南北のオーロラも見られる可能性があるそうです。また、ステーション内でお土産用の植物栽培を手伝うなど、興味深い体験もできます。
なお、ステーションへの滞在希望者は3ヶ月間に渡る準備プログラム「OSAC(Orion Span Astronaut Certification )」に参加し、無重力での滞在について学習することとなります。なお、オリオン・スパンはすでに宇宙ホテルの予約を受け付けており、予約にはデポジット可能な8万ドルの支払いが必要です。計画が実現可能かどうかを含めて慎重な判断が必要ですが、なんとも夢のある話です。
Image Credit: Orion Span
■A Luxury Hotel in Space? Aurora Station Promises VR and Wi-Fi, If It Gets Off Earth
https://www.space.com/40262-aurora-station-space-hotel-vr-wifi-weightlessness.html
(文/塚本直樹)
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